一週間シェアハウス。〔２〕

= sharehouse × day5. ページ4

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事務所に向かう車が揺れること、数分 。









「 ……ぅう、やっぱりお留守番してちゃだめ？ 」


玲「 だめ。 」





私のお願いも虚しく即回答されておしまい 。







「 ……緊張して心臓潰れそう 」


玲「 大袈裟すぎ 笑 」


「 だって、事務所でしょ？誰かと遭遇するかもじゃん、はあ、無理だよ、今すぐばっくれたい 」






いつもは目の前通り過ぎるだけだった事務所の中に入るんだよ？

無理無理無理
考えるだけで緊張して吐き気がする 。









「 ねえ、おねが 」


玲「 だめ 」


「 まだ何も言ってない、私 」


玲「 お前のお願いってろくなことねえもん 」


「 もういい、玲於くん、ほんっとうに嫌い 」


隼「 聞いた！？ 玲於、嫌われたー！笑 」






もう拗ねたよ、私 。玲於くんの意地悪 。
玲於くんなんてもう知らないもん 。









玲「 黙れ、金髪豚野郎。
…なあ、嘘だって、ごめんって 」


「 …… 」


玲「 おい、無視すんなよ 」


「 …… 」






さっきの仕返し 。

意地悪してきた玲於くんが悪いんだからね 。
……って、面倒くさい女だな、私 。









玲「 何なんだよ、まじ 」






必死な玲於くんに、他の皆は必死に笑いを堪えて見ている 。私もつい笑ってしまいそうになるのを必死に堪える 。









玲「 まじで最悪、どうしよ… 」ﾎﾞｿｯ


「 ふふっ、必死な玲於くん、可愛いね 」


玲「 は、おまっ…、ああもう最悪 」


「 ごめんね。でも意地悪した玲於くんが悪い！ 」


玲「 もう知らね 」


「 れおくーん 」


玲於「 …… 」







あちゃあ、次は玲於くんが拗ねてしまいました 。









( 何すか、あの2人 )
( ただの仲良しだね 笑 )
( 僕ら何を見せられてるねん )
( ただのバカップルやん )
( 亜嵐くん…… 苦笑 )

隼／メンディー／龍友／裕太／隼









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