一話 彼女とは ページ1
コビー視点
彼女は僕が雑用だった時から知っている。言い直せば僕より前から海軍にいた。
僕とヘルメッポさんが師匠、モンキー・D・ガープの弟子になってから数ヶ月、彼女が大将に任命された。
あの赤犬、黄猿、青キジと肩を並べるほどの実力。
当時強い人に憧れていた僕たちは彼女ーーレナルタット・Aに興味を持ち始めた。
いろんな記録帳をガープさんに土下座してまでも頼み込んだり、共に船に乗った先輩たちに聴き込んだりなど、雑用でも出来ることをした。けどわかったのは彼女が悪魔の実の能力者ということだけ。聞いた話では自然系らしく、敵の銃弾が彼女の体からすり抜けたらしい。ますます興味があって、雑用の仕事終わりにまたガープさんの元へ訪れた時だった。
ドンッ
「っ！す、すみませ……っ？！」
ドックン！
急いで廊下を走って角を曲がる時に人にぶつかってしまって、自分より階級が高い人だろうと思い上下関係を表す。しかしぶつかってしまった人は階級が高い人どころか……
「ああ、私の方こそ悪かったわ、ケガはない？」
ドックン！
僕たちが憧れていた人だった。
この時後ろにいたヘルメッポさんの顔は今でも忘れられない。
「だ、だいじょうぶでしゅっ！？」
噛んだことを忘れるほど心臓がバックンバックンしていて、あのときの僕の顔は不細工だっただろうな。
「……あぁ、君たちね」
私のことを調べている雑用君たちは
ドックン！
暴れていた僕たちの心臓は一気に冷やされて、また違うリズムで鳴り出す。
ーーヤバイ、殺される
こんな雑用が人のことを調べるなんて、少し間違えれば犯罪行為。ましてや海軍がだ。
罰どころの話ではないだろう
しかし、僕たちが思っていること全く違うことを僕たちに告げた。
「ガープさんから聞いてるよ。イキがいい弟子ができたって。
‘正義’のために共に全力を尽くそう」
ーーー階級が上がるのを楽しみにしている
その場から彼女が立ち去った後、僕たちは互いの今の顔を見合った。
僕から見たヘルメッポさんは唇がゆるゆるで、頬も赤く染まっていて、
多分、僕も同じことになっているだろう。
確か、そのとき僕たちは
「「……超絶美人だった」」
と言った気がする。
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蜜(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！いやぁやっぱりエース救済を考えちゃいますよね。いろんな作者様のエース救済作品を拝見いましたがああ、こうやって助けるんだなと納得してしましました(〃▽〃)この作品ではまあ………とにかく頑張ります！！ (2019年8月17日 20時) (
レス) id: 67d1cef2b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かってほしいですね…これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月17日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
蜜(プロフ) - カンコクさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなり大変申し訳ありません…。もうすぐ原作本が手に入るのでそれまでちまちまな更新ですがよろしくお願いします！ (2019年4月28日 11時) (レス) id: 67d1cef2b8 (このIDを非表示/違反報告)
カンコク - 早くこの続きが読みたい (2019年4月23日 13時) (レス) id: 7ac3401ee1 (このIDを非表示/違反報告)
蜜(プロフ) - ふらぺちーの。さん» コメントありがとうございます^ ^そう言っていただけて嬉しいです！アニメを見たときにふと思いつきで始めてしまったので、どう繋げていこうか迷っているところです。更新しますし、完結できるよう努力するのでよろしくお願いします。 (2019年3月31日 14時) (レス) id: 67d1cef2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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