#36父さん ページ17
あのあと私は父親でありこの海賊団の船長である白ひげに挨拶をした。
白ひげは私を快く引き受けてくれて、「今日から俺のことは親父と呼べ」と言われたから「ありがとうございます、父さん」とお礼を言うと、「家族なんだから敬語はいらねえ」と笑って言ってくれた。
マルコも、私が白ひげ･･････父さんに家族と向け迎え入れられたのを見て、「改めてよろくしくだよい」と言って握手をした。
人が怖かった私にとって、マルコも白ひげも救いの神だった。
私が落ちたのを拾ってくれたのがこの人達で良かった･･････今は素直にそう思えた。
マ「親父、宴の準備するかよい？」
白「そうだな。家族が増えたことだしやるとするか！」
貴「あ、あの･････」
なんか私が水を差しちゃったようにしんと静かになった。
貴「あの、私まだ、他の方と上手くやって行ける自信がなくて･････。悪い人じゃないのはわかってるんですけど、その･･････」
うまく言えない私に代わって、マルコが父さんに直球に伝えた。
マ「こいつ、記憶がないから人が怖いんだよい」
白「そうか。ならしばらくは船で他の息子たちと少しずつ接して行け。そうすれば記憶も戻るし、人も怖くなくなるだろう」
貴「は、はい。ありがとうございます！････････････あの、それともう一つ･･････」
白「なんだ」
貴「その･････マルコ･･･、隊長と、ずっと一緒にいさせてほしいんです。私、一人になったら何するか分からないし、マルコ隊長がいると、すごく心強くて･･････」
マ「マルコでいいって言ってんだろい」
貴「でも･････････」
白「そうか、わかった。じゃあマルコ、お前はこいつを守れ。あと、戦いも教えてやれ」
貴「･･･････････ありがとうございます！」
マ「まあそれはいいけどよい、隊長って呼ぶんなら教えてやんないよい」
貴「････････でも、位は私より上だから･･････」
白「位ったって、これは家族だ。変な気遣いはいらねえ」
本当に自由な家族なんだ。
私の昔の国での家族とはまるで違う。
父さんもマルコもみんなみんな･･････、誰かを愛するためにいる。
形だけの家族じゃない･･････ちゃんと愛情があるんだ。
だからこんなに、心が穏やかになるんだ･･････。
私はここで一生過ごしていきたい。
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*+°ルミエール°+*(プロフ) - 彩乃さん» ありがとうございます♪更新少し遅くなるかもしれませんが、なるべく努力はするのでこれからもよろしくお願いします! (2016年9月1日 23時) (
レス) id: 4b8838eaa9 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - 続編おめでとうございます！ルフィとの関係が気になります！！ (2016年9月1日 22時) (レス) id: 04a68e04ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*+°ルミエール°+* | 作成日時：2016年8月25日 22時
