[ナカノヒトゲノム]カイコクさんを照れさせたい！

一緒にお風呂に入る気はなかったんだけど ページ11

ふぅ〜、今日も疲れたなー

今日の彼シャツして照れさせる作戦もうまくいかなかったしね

もはやカイさん鋼の理性説

次の作戦はどうしようか

エレベーターの中で一人でぶつぶつ考えていた

ﾁｰﾝ

お、ついたついた

私は一人でお風呂に着ていた

多分誰もいないから貸しきりだ

鼻唄を歌いながら服を脱いでタオルを巻いた

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ

やったーやっぱり一人だぁぁ、あ？

誰かいるぞ?ん?

あのフォルムは

『カイさん?』

「え、A?どうして男風呂にいるんでェ?」

『ここは女風呂だったよ?』

「もしかして、またあのアルパカが!」

あーあの湯けむり殺人事件を思い出すね

『わ、私出るよ?』

そう言ってお風呂から出ようとするとカイさんに手をひかれた

『わっ』

「出なくていいでぇ。一緒に入ろうぜ」

『ﾎﾟｰ恥ずかしい...』

ﾌﾟｼｭｭｭとパンクしている私を見てカイさんはくすくすと笑っていた

『カイさんは...恥ずかしくないんですか』

「恥ずかしいというよりは、かわいい彼女を見れて嬉しいでェ」

くそ大人の余裕か

「でも最近Aがよくちょっかいをかけてくるからいつ理性が切れるかわからないぜ?」

『か、かっこいい!イケメンだ』

「ははっ。嬉しいねぇ」

世間的に見ればお風呂に入っている男女がお話ししている時点でアウトである

お風呂から上がって着替え終わると一緒にエレベーターに乗った

『ふー気持ちよかったねー』

「おう、そうだな」

エレベーターから降りた

「じゃーな、ちゃんと部屋に帰ったら寝るんだぞ」

『うん、わかってるよ』

「Aこっち向いて」

私がカイさんの方を向いた瞬間

ちゅ

おでこにキスをされた

「Aおやすみ」

ふっと笑いながら言った

『お、おやすみ』

かっこいいなぁ、あんな人が私の彼氏なのか

まだ熱い顔をペチペチと叩いて部屋へ戻った




「ふふっ私の計画がうまくいきましたねぇ」





game over?

to be continued?

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