散り行く花をただ見つめる僕ら

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瑞稀 side




最後は俺 何から言おう




言いたいことは沢山あるけど




一つ深呼吸をする




大丈夫 はしもっちゃんなら 分かってくれるよね




｢ はしもっちゃん 本当にありがとう




こんなに長い時間いつも隣で活動するなんて




入所当時の俺は思ってもいなかった




俺はわがままで言い方も悪いし




人から距離取られることもあったのに




はしもっちゃんはいつでも隣で




みずきって呼んでくれて 近くにいてくれて




気付いたら俺は 当たり前のように




はしもっちゃんに支えられてきたの




何でも みずきは凄いね って褒めてくれた




はしもっちゃんの方がよっぽど何でも出来るのに




それで俺が怒ったこともあったでしょ？




本当は自分の方が




よっぽど出来るって思ってるくせにって




凄い最低なこと言ったのに




あの時なんて言ったと思う？




ごめんね みずきのことなんにも分かってないのに




偉そうに聞こえちゃったよね って言ったんだよ




優しすぎるところが 良い所だったけど




優しすぎるところが俺はずっと心配だった




いつか何か悪い事に巻き込まれるんじゃないかって




でも そっちの方がよっぽど良かった




病気になっちゃうぐらいならそっちの方が




全然良かった …！なんで？生きてよ




これから俺のわがままに誰が笑っていいよって




言ってくれるの？ ねぇ … お願いだから




これでお別れなんて 嫌だってば ｣




言い終えた時には 俺は涙で顔はぐしゃぐしゃだし




ろくに呼吸も出来ないし




気付いたら 作ちゃんに支えられて立っていた




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