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爆豪｢…｣
A｢…あのぉ…｣
爆豪｢チッ！…何回このデジャブ繰り返せばいいんだ？あぁ″！？｣
目が90度まで釣り上がりそうな形相でズカズカと歩くかっちゃん
だが、どんなに怒っていても彼は私の歩くペースに合わせてくれる
優しいんだよな、不器用だけど
A｢だ、だからお迎えは…｣
爆豪｢迎えは行くっつってんだろ！！チッ、モブ共…
3年間…
毎回違うモブ女共が″A様の何なんですか″、って…お前らはそれしか言えねぇのかよ！！｣
かっちゃんは毎日お迎えに来る
それはここら辺は不審者が多いからだ
実際にかっちゃんがヘドロ事件の時に私1人で帰っていたら変質者に追いかけられた
その事は彼には秘密だ、絶対もっと過保護になるからね
爆豪｢だいたいてめェ″A様″って柄じゃねぇだろーが！！｣
A｢はい、｣
呼び方は私のせいじゃないじゃんか
爆豪｢ケッ、精々女子にもてはやされてろ｣
A｢ごめんね、モテモテで｣
爆豪｢シネ｣
はぁーっとため息混じりに吐いた吐息は白くもくもくと消えていった
もうすぐ1月だもんね、そりゃ寒いわ
爆豪｢…ﾁｯ｣
私が両手を擦り合わせて暖を取っていると、かっちゃんは私の手を握り、そのまま自分のポケットへと入れた
A｢お、温かぁい｣
爆豪｢そうかよ｣
私の幼馴染はツンデレだなぁ
今のはデレだ
可愛いなぁ、なんて言ったら繋がれた私の手が爆破されそうなので言わない
無言で歩くのも、彼とだから気まずいとかは無く
むしろ心地良い
爆豪｢…クリスマス…｣
A｢クリスマス？あー、もうすぐだねー｣
クリスマスと言っても受験生にとっては何ら変わらない平日
中学生だし、サンタさんって年でもない
昔は楽しみだったんだけどなぁ
爆豪｢空けとけ｣
A｢毎年のことでしょ？｣
爆豪｢はぁー…っとに｣
A｢え？何？｣
そう話していると、私の住むマンションまで着いてしまった
かっちゃんは私の手を離す
温もりが消え、私は少し寂しく感じた
爆豪｢その日は出掛ける。また連絡すっから、じゃあな｣
A｢ほぉー…了解した｣
私がマンションに入るまで彼は帰らない
赤い瞳に私の背中を見られるのは未だに慣れないし何故だか緊張する
A｢かっちゃん！楽しみにしてるね♪｣
そう言い残し、私はマンションへと入って行った
爆豪｢っ、ズリぃんだよ、クソが｣
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いりな(プロフ) - ルー。さん» ルー。さんコメントありがとうございます！うっわぁ、嬉しいです！！！！ (2023年2月17日 12時) (
レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
ルー。 - 神作だ、、、、 (2023年2月17日 10時) (レス) @page36 id: ac148f3bc0 (このIDを非表示/違反報告)
いりな(プロフ) - 真白さん» 真白さんコメントありがとうございます！こちらも読んでいただけて嬉しいです！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 青春だー (2023年2月16日 21時) (レス) @page36 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - ポンコツさん» ポンコツさんコメントありがとうございます！そう言って下さるととても嬉しいです♪中々更新出来ませんが、今後ともよろしくお願いします！！ (2022年3月5日 8時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年9月19日 0時
