変な気持ち。 ページ43
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「何で無断で外に出た。」
「スイマセン、ただの出来心です。」
ウソ。
「シビラには会ってないのか。」
「会ってないです。」
本当。
「はぁ……。」
「アハハハ……。」
Aが帰って来た。
それも何も無かったみたいに。
いや、それは無いだろうか。
やっぱり、怒られた。
そういう顔をしている。
ボマーがこんな光景が珍しいのか、笑いを堪えるのに必死になっているのが視界の端に見える。
「それで、今まで何してた。」
「秘密の場所に行って、警察官にあってお話してました。」
「……秘密の場所は」
「市街地が見える、自然公園の中にある場所です。」
「……ああ、あまり使っていない場所か。それで、警察官は」
「ああ、オスカーさんですよ。尋問とかされてませんからね？」
Aがそう言うとガタリと音を立てて椅子から立ったボマー。
Aは少し驚いてボマーを見ていた。
変な気持ちがした。
その変な気持ちの整理が着く前にオレは、時期にジーノが迎えに来るだろうから、とAを私室から出した。
「おい、後でさっきの女と話がしてぇんだが……。」
ああ、オスカー・Ｄ……兄の事でも聞き出そうとしているのか。
ボマーの表情からそれを読み取り、オレはこう思った。
無駄な事だ。
ここでそれを許しても良かった。
だが、自分の中にある何かがそれを拒んだ。
「ダメだ、お前とアイツで話はさせない。接触もだ。」
そう言うと、しばらく睨んできたボマーを睨み返す。
それが少し続けば、ボマーが溜息を吐いた。
「……随分大切にしてんじゃねぇか。」
「……。」
少し口角を上げたボマーに少し腹が立ったから、報酬、少しばかり下げておこう。
そう思いながらボマーと仕事の話を進めた。
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ザックの嫁 - 海野水さん» そうかアッチの漫画か (2020年4月20日 16時) (
レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
海野水(プロフ) - なんさん» そう言っていただけると嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年11月21日 15時) (レス) id: 580090c27d (このIDを非表示/違反報告)
なん - めっっっちゃ面白くて好きです！更新頑張って下さい！！ (2017年11月20日 23時) (レス) id: 3c106edcc9 (このIDを非表示/違反報告)
海野水(プロフ) - レミリさん» えっと、髪は肩あたりですよ！ (2017年11月10日 15時) (レス) id: 580090c27d (このIDを非表示/違反報告)
レミリ - 海野水さん» あの、主人公ちゃんの設定ってあるのでしょうか？プロローグからすると黒目黒髪と言うことは解るのですが… (2017年11月9日 21時) (レス) id: dac35e96f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海野水 | 作成日時：2017年9月15日 13時
