覚醒！？２ ページ38
(……………………あれ？)
いつまで経っても何も起こらないのを不思議に思って、私はゆっくりと片目だけ目を開いた
あま「……………ふっ……」
『あ…あま、つきさん……？』
目を開けると、下を向いて小刻みに震えている天月さんがいて、私はおそるおそる声をかけた
あま「ぷっ…あっはははははは！」
『え…っ！？天月さん！？！？』
私が声をかけると、天月さんは急に吹き出してお腹を抱えて笑い出した
あま「あぁ、ごめんごめんｗ いや、Aちゃんがかわいくて、ついｗ」
驚く私に、天月さんは涙を拭いながらそう言ってきた
震えていたからどこか具合いを悪くしたのかと思った私は、安心してほっと安堵のため息をついた
(…………って！ちがうっ！！)
私はすぐに切り替えて口を開いた
『あ、あのっ…天月さん！さ…さっきのって……！』
が、そこまで言うと言葉に詰まった
あま「ん？？どした？」
天月さんはきょとんとした顔をしてこちらを見ている
(い、言いたい…けどっ………もし、私の勘違いだったら…)
私は自分の口から言うのに気が引けて、次の言葉を発せずに、ただ口をぱくぱくとさせていることしかできなかった
あま「Aちゃん？」
『あ…え、えっとぉ…………』
自分の顔が熱くなっていくのが、自分でわかる
私は恥ずかしさのあまり、俯いてしまった
あま「もしかして…………“キス”されると思った？」
耳元で囁かれた彼の言葉に、私はビクッと肩を上げた
そしてその勢いで俯いていた顔をバッと上げると、にやにやとしている天月さんの顔があった
あま「あれれ〜？もしかして図星〜？？」
天月さんは、からかうように私にそう言ってきた
『なっ……！そ、ん……なんじゃ……っ！』
あま「あはははっ！バレバレだってｗ」
私は否定しようと口を開いたが、それは無意味ですぐに天月さんに気づかれてしまった
『むぅ……っ！もう天月さんなんて知りません！！』
私は恥ずかしさのあまり、その場に立っていることができず、ぷいっとそっぽを向いて部屋へと続く廊下をずんずんと大股で進んでいった
あま「えっ？ちょ、ごめんって！Aちゃん！待ってよ〜！！」
そんな私の様子に、慌てて天月さんも私の後ろを小走りで駆けてきた
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如月木々(プロフ) - 初めまして！すごく面白かったです！も〜ドキわくしっぱなしでした！またお時間があるときに更新してくださいね(^-^)いつまでも待ってます (2019年8月19日 16時) (
レス) id: 78f4055aa5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりうた - 更新が止まってますぅぅぅぅぅ！！すごい面白いので、早く戻って来てください！！待ってます！ (2019年7月22日 16時) (レス) id: c6ad46fdd9 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます！戻ってきてください！楽しみに待ってます！ (2019年7月7日 8時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜(プロフ) - ふらわぁさん» うらたさんいいですよね！！めっちゃわかります！だから天月さんとうらたさんに取り合いをされるという俺得な感じで書いちゃったんですよね…(汗) わかっていただけてすっごい嬉しいです！ (2019年4月20日 20時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ - 私、歌い手さんめちゃくちゃ好きなんですけど最高でした！！私的にはもう、選べませんね！でも、個人的にはやっぱりうらたさんかなぁw (2019年4月4日 14時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃菜 | 作成日時：2019年3月24日 11時
