第８話 年頃の ページ10
トントントン……
包丁をまな板に叩く音、お味噌汁のいい匂い。
それが私の一日の始まりの合図です。
「うー…ん、んっ？」
ベッドの上で全身で伸びをすると、片方の膝に何やら違和感を感じます。
毛布を剥がして見ると、片膝に絆創膏が貼ってありました。
そういえば昨日、私転んだっけ……？
途端に、背筋に悪寒が走りました。
―――――
「僕、“怠惰”の兄さんと話してるんだよねぇ。ちょっとうるさいなぁ」
「君、吸血鬼かい？それとも主人？」
―――――
“椿”と名乗ったその人は、今まで出会った吸血鬼の誰よりも不気味なオーラを放っていて…。
何というか、とても、すごく、こわ「おーいA！朝飯出来たぞー起きろ！！」
「まっマコト！？勝手に人の部屋入らないでよ！私だって年頃の女の子なんだから！」
マコトの非常識な行動に思考が一時中断されました。
「だってよーお前熟睡してたら起こしに行かねぇと怒るだろぉ？」
「それは遅刻ギリギリの時！まだ六時なのに！早いよ！！」
「僕だって日ぃ入ると人型じゃいられねーからよー」
「遮光カーテンあるでしょー！マコトも何年この家にいると思ってんの！？」
「この家は最近引っ越してきたから３０年くらい前だったかなー」
果たして３０年は最近と言うのでしょうか。
私の感覚だと大分遠い昔のようです。
「…それよりマコト、今、１じゃないよね？」
「今の僕は４だ。１はAに怖い思いさせたーっつって出て来ねぇ。
まぁ気にすんな。これからは“憂鬱”に遭わないように気をつけるからよ。
あーあと、あの男子…“怠惰”の主人な。
あいつ、多分っつーか絶対お前に話しかけて来るだろうけど、出来るだけ誤魔化してくれ」
第９話 宙に浮かぶ→←第７話 とっておかなくちゃ side椿
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鏡見(プロフ) - 太刀川真餅＠憂鬱組愛してる(((さん» これからもよろしくお願いします(*´∀`*)/マコト「やっぱり！？実はそうじゃないかと思ってたんだ(*ﾟ▽ﾟ*)」 (2015年3月10日 21時) (
レス) id: 96e232f99f (このIDを非表示/違反報告)
太刀川真餅＠憂鬱組愛してる((((プロフ) - 鏡見さん» どういたしまして！...やだなぁ驚いてるよ！！(;´∀｀) (2015年3月10日 7時) (レス) id: 86f35a74af (このIDを非表示/違反報告)
鏡見(プロフ) - 太刀川真餅＠憂鬱組愛してる(((さん» 続編にも来て頂いて本当にありがとうございます！/マコト「あれ、もしかしてあんまり驚いてない…！？」 (2015年3月9日 21時) (レス) id: 96e232f99f (このIDを非表示/違反報告)
太刀川真餅＠憂鬱組愛してる((((プロフ) - へぇー、そうなんだー('Д') (2015年3月8日 18時) (レス) id: 86f35a74af (このIDを非表示/違反報告)
鏡見(プロフ) - 太刀川真餅＠憂鬱組愛してる(((さん» 実は豆腐のようなメンタルだったんですね笑/マコト「ねぇ知ってた！？豆腐って英語で言ってもTofuなんだよ！びっくりー！」 (2015年3月8日 16時) (レス) id: 96e232f99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡見 | 作成日時：2015年2月25日 15時
