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第1話 昼休み ページ3

学校にて。

真祖と主人は一定距離を丸一日離れると死んでしまうという謎のルールにより、

私の真祖であるマコトも学校にいます。

彼は得意の魔法で姿を消し、教室内や教室の周りをうろうろしながら、

私はいたって真面目に授業を受け楽しく遊び時間になったら帰宅する、と言う日常を、

かれこれ10年ほど続けてきました。

…厳密には姿を消す術は魔法ではないらしいのですが、説明が長くなるので省略して魔法と呼んでいます。


さて、そんな生活を続けていた高校一年生のある日。

「シンプルに考えて」が口癖の器用な彼、城田真昼君。

彼の様子が、どうもおかしい。

無遅刻無欠席の城田君が、なんと昼休みに、


「龍征!?」


なんて叫んで教室に入ってくるものだから、驚きました。

龍征君…って交通事故で首を怪我した彼かなぁ。


「おー真昼!もう昼休み…」


「桜哉っ…お前だけ!?」


いつになく騒がしい城田君を呆然として見ていると……


『A、早退しよう』


どこからともなくマコトの声が聞こえてきます。

今の状態のマコトは私にも見えません。なので城田君の方向を見ながら小声で、


「…どうして」


『僕以外の真祖がいる。気配がするんだ』


「…いつも気配を見つけたら逃げるよね、なんで?」


『いいから早く』


そう急かされ、しぶしぶ鞄を持ち教室を出ることにしました。


「Aちゃん、どうしたのー?」


「ごめーん、ちょっと具合悪い」


ちょっとした嘘に罪悪感を感じながら、職員室に向かい早退届を出しました。

第2話 雑談→←第0話 九番目 sideマコト



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作品ジャンル:アニメ
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鏡見(プロフ) - 太刀川真餅@憂鬱組愛してる(((さん» これからもよろしくお願いします(*´∀`*)/マコト「やっぱり!?実はそうじゃないかと思ってたんだ(*゚▽゚*)」 (2015年3月10日 21時) (レス) id: 96e232f99f (このIDを非表示/違反報告)
太刀川真餅@憂鬱組愛してる((((プロフ) - 鏡見さん» どういたしまして!...やだなぁ驚いてるよ!!(;´∀`) (2015年3月10日 7時) (レス) id: 86f35a74af (このIDを非表示/違反報告)
鏡見(プロフ) - 太刀川真餅@憂鬱組愛してる(((さん» 続編にも来て頂いて本当にありがとうございます!/マコト「あれ、もしかしてあんまり驚いてない…!?」 (2015年3月9日 21時) (レス) id: 96e232f99f (このIDを非表示/違反報告)
太刀川真餅@憂鬱組愛してる((((プロフ) - へぇー、そうなんだー('Д') (2015年3月8日 18時) (レス) id: 86f35a74af (このIDを非表示/違反報告)
鏡見(プロフ) - 太刀川真餅@憂鬱組愛してる(((さん» 実は豆腐のようなメンタルだったんですね笑/マコト「ねぇ知ってた!?豆腐って英語で言ってもTofuなんだよ!びっくりー!」 (2015年3月8日 16時) (レス) id: 96e232f99f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡見 | 作成日時:2015年2月25日 15時

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