点を取る ページ34
「ぷぷーっ!フィールド上の選手の位置を完全に把握して…今それが、次の動きまで予測できてるって!?全員…!?ばっかばかしい。君ねユースでしょ。プロになりたいならどー考えても理屈に合わないようなこと、持ち込んじゃダメだよ!めっ!」
これだから学生は〜と記者は試合にまたカメラを向ける。
「……理屈ってのかね、
「…ははは……。」
「……まぁ、難しいことヌキにして俺は、ユースセレクションで初めてアシトを見た時から、胸が高鳴っていたじゃ。」
しばらく様子を見ていると、クリアしたボールがこっちに向かってきて一条さんが拾う。
ボールを取りに来た青井と一条さんが目を合わせる。
「……キミ……ちょっと、落ち着け。ご…ごめん。」
「……はは。ははははっ。」
ボールが一条さんから青井に渡る。
「点獲ってきてやるよ。」
なんかいい感じやな……2人。
あ、カラスも鳴いてる。
試合が再開され、試合も終盤へ向かう。
中村さんが引き分けなんてありえない、上がれ!と一斉攻撃の合図をおくる。
成京はどうやって守ればいいのか混乱してみんな足が出ていない。勝負あったな。
朝利がサイドから中央へパス。成京は無意識に左サイドへ集まってきていて、ちょうど右のラインと中央が空いていた。そこに青井が走り込みダイレクトシュート。4得点目となり、エスペリオンユースBチームの勝利で終わった。
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作者名:jack | 作成日時:2023年3月4日 23時