Aチーム始動 ページ21
俺は6:00に起き、30分かけて柔軟体操をする。
小さい頃からの日課で、これがないと1日始まった気がしない。6:30に食堂が空くので、丁度いい。
まだこの時間は起きてこない。
食事を食べて、自室に戻りしばらく自由に過ごしているとノックの音が響く。
「ん、遊馬か。どうした?」
「一緒に練習行かないかと思って来てみたじゃ。」
「おー、時間も時間だしな。行くか。」
アップもするために、早めにコートに向かう遊馬と俺。
2人でストレッチしていると、Aチームの面々がだんだん揃ってくる。
こちらをチラ見する様子が見られるが、まだ仲間としては認識されてないっぽいな。様子見って感じ?
体を伸ばしているといきなりギョッとする目で見られた。
「え、なんか変なことした?俺。」
「いや、Aのストレッチの仕方が異様すぎ。」
「そ、そう?身体伸ばせていんだけどな…。」
「足の関節を首にかけて伸ばすやつなんて見たことないじゃ。」
こうやって伸ばさないと試合中吊りそうになるんだもん、しょうがないやん。
練習時間になると福田さんが姿を現す。
自然とベンチ前に集合する。
「今日は新入りもいるし、軽くオシム式パス回しをやって、終わりだ。」
その言葉を聞き、ざっと動く先輩方。
俺たちどうする?と遊馬と顔を見合わせているとおーい、と声がかかる。
「1年は最初はこっちだ。」
「Aチームに昇格おめでとう。俺と菅原は最近上がったばっかなんだ。一緒にがんばろう。」
「力が認められたらレギュラーの所にいけるから。」
「1年元気ないぞ、緊張してんのか?!」
そう言うのは
この人たちは、幼い時に見たことあるから昇格生の人達だ。
「最初のうちは着いてくだけでも必死になるぞ、お前ら。覚悟しとけよ。」
そう言うのは
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作者名:jack | 作成日時:2023年3月4日 23時