検索窓
今日:10 hit、昨日:43 hit、合計:17,388 hit

一般人なんだけど ページ2

「お前なんで、こんな遠いところで見てんだ?ファンなら近くで見ればいいだろ?」
「別にファンって訳じゃないですよ。どんくらい出来てるのかなって見てるだけで……」
「ほ〜、その口ぶりじゃぁあいつらに勝てるって言いたいわけだ。」

やべ、墓穴ほった。

「い、いやぁ。そんな、ね。たかが小学5年生のクソガキですから、そんな勝てるとかそんなこと思ってませんよ。はははははは〜。」
「ふ〜ん。よし。おーい!お前ら!!休憩終わったらこいつ入れるから!!少し相手してやってくれ!」

そう言うと、なんだなんだ?とこちらの様子をみるジュニア生。

「福田さん、なんてことしてくれてんだ。おい。聞いてませんが。シューズもありませんが。一般人ですが。」
「安心しろ、必要なものはこっちが揃える。」

いや、そういう訳じゃないんですが。ニヤニヤしながらこっち見ないでくださいよ。
そんな俺の心情を知っているのか知らないのか、グイグイと背中を押され、コート内に来てしまった。

「まじ最悪だ。なんでこんな目にあってんだ。」
「おみゃー、ずっと俺達のファンなんじゃって?コーチが自慢げに話してるんだ。」

まさか認知されてたとは…一生の不覚だ。
さっきから俺に話しかけてくれるのはウニ頭みたいな奴。

「ありがとう……こんな乱入者に話しかけてくれるなんて……君は優しいなははは。」
本木遊馬(もときゆうま)じゃ!遊馬でいいじゃ!」

遊馬くんね、覚えた覚えた。
他の子達は様子見だなぁ。まぁ得体の知れないやつとはそんな話したくないよな。
俺門限もあるし、買い物も頼まれてるからあまり長いことできないんだよなぁ。

「ちょっと福田さん。俺、門限もあるし買い物頼まれてるんで、そんな長いことするつもりないんですけど。」
「えぇ、少しぐらいいいじゃんよ。けち。」
「何がケチだ。おい。…いつもやってるハーフコート5対5の15分ミニゲームでいいっすか。俺MF行くんで、メンバー任せますけど。」

そう言うと、一瞬悩んだ素振りを見せる福田。
それならと、俺のチームにはFW遊馬、ロアン、MFA、DF竹島、朝利。敵チームは、FW高杉、オジェック、MF桐木、DF中村、清水となった。

ジュニアユース対俺→←出会い



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:アオアシ , aoas , サッカー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:jack | 作成日時:2023年3月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。