田舎育ちのハイパー野生児が世間知らず過ぎてヤバすぎる ２【東京卍リベンジャーズ】

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マイ「電話？ダチいんの？」


『いるし！……一応』


ドラ「一応かよ」


『笑うな』



半笑いのマンジローとドラケンにムッとする。
いるし、大半が東卍メンバーなだけだし。

スッと二人の掌を自分の前に出す。
訳が分からぬままの二人を無視して、一発ペちんとしっぺをお見舞いしてやった。
ちょっと痛かったのか、掴んでいた腕が強ばっていた。
まだ罰としては可愛らしい方なんだから許せよ。



ドラ「お、前なァ……！実はもう元気だろ！」


『全然だけど。数字にすると0.5くらい』


三ツ谷「電話だから離れんのはいいけど、でも夜だから気ぃつけてな」


『うん、ありがとう。じゃ行ってくる』




その場から離れると、すぐさま神社の裏の林に飛び込んだ。
ここなら誰にも聞かれないし、私も一番落ち着ける。
引っ越してから木々に囲まれることなんてなかったから田舎に帰ったみたいで安心する。

木から木へと飛び移りながら出来るだけ高い木を見つけて、
丈夫そうな枝に座り幹にもたれ掛かる。
ケータイを操作して電話をかける。
この操作もようやく慣れてきた。

田舎にいた時は言伝か、お遊びで矢文撃つだけで事足りたし。
郵便さえも使わなかったからな……。
年賀状とか郵便受けに直接投函だったし。

選んだ連絡先に電話をかけたら2回目で繋がった。



『や、久方振り。急にごめんね、竜胆』

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