田舎育ちのハイパー野生児が世間知らず過ぎてヤバすぎる ２【東京卍リベンジャーズ】

#65 ページ20

マイキー視点




突然後ろに乗っているAから体に腕を回されてびっくりした。
割と本気で心臓飛び出るかと思ったし……。



『ごめん、びっくりしたよな』


マイ「別に。ちゃんと捕まっとけよ、危ねーから」


『別にって、焦ってんのわかってんだぞ。このカッコつけめ』


マイ「うるせーな、余計なお世話だっつーの！」




ったく人の気も知らねぇで呑気なことで。
それからずっと律儀に俺の言ったことを守り続けて離れないからどうにかなってしまいそうだった。



『うおぉ……、内心荒れまくりだな。安全運転で頼むぞ？』



原因はお前だ馬鹿野郎。







マイ「ただいまー」


エマ「おかえり〜」



どこからともなくエマの声が聞こえてくる。
シンイチローの声はしない、仕事か。



マイ「エマー、A連れて来た」


エマ「え、A！？ほんとに？」


『こんばんは。最近一緒に遊べなくてごめんね？』


エマ「ほんとだよ、もー！！なんで誘ってくれないの！？」


マイ「他の不良から目つけられてんだよ。喧嘩売られるなんて日課だ」


『私女だから皆より喧嘩売られやすくて。そのせいでエマちゃんを喧嘩に巻き込むと大変だから』


エマ「ならAがウチのこと守ってよ！マイキーから聞いてるよ、喧嘩強いんでしょ？」


『う、でも……』


エマ「マイキー！」




エマからお前からも言ってやれという目で見られる。
……仕方ねぇな。




マイ「あー……、一人でちっせぇチーム潰せんならいいんじゃねーの？」


『ほんと！？やったぁ！一緒に遊んでいいって』


エマ「ありがとマイキー！いつ遊ぶ？」




エマは完全にスルーしてるけど、コイツ一人でチーム潰してんのかよ。
冗談半分で言ったつもりだったんだけど。

ふと気がついた時、テンション上がりまくりのエマはそのまま自分の部屋にAを連れ込もうとしていた。

オイ、勝手に何してんだよ。



マイ「何勝手にA連れ込もうとしてんだよエマ」


エマ「いーじゃん、マイキーはほぼ毎日Aと会ってるでしょ！私の部屋でガールズトークするの！」


マイ「俺が連れてきたんだけど？」



俺とエマの間にバチバチと火花が散る。
相手も譲る気は全くないらしい。



『あの……、仲良くしてもらっていいですかね……』





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ごめんなさい！また来週も忙しいです！
亀更新が続きます、ごめんなさい🙇‍♂️

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