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A視点
三ツ谷くんの家を後にして、私はマンジローに家まで送ってもらった。
夜にバイク乗るのも最高だな。
マイ「じゃ、また21:00前にここ来るから。ちゃんと特攻服着て準備しとけよ?」
『え、なんで?』
マイ「今日の集会にお前も参加すんだよ」
『い、いきなり……!?』
マイ「21:00まで時間あるだろ。その間に心の準備しとけ」
マンジローは素早くバイクに乗り、「じゃっ!」と帰ってしまった。おのれ。
でも東卍に入ったのは自分の意思なわけだし、断る道理もないので覚悟を決めた。
やるからにはとことんやってやる!
『……よし』
姿見の前で身だしなみの最終チェックを行う。
髪は乱れてない、仕立ててくれた特攻服のサイズはピッタリ。
そして何より動きやすい。しっかり足も上げれるしジャンプもできる。完璧だなこの特攻服。手作りとは思えない。
動きを一通り確認していれば、マンジローのバイクの排気音。
ここ数日で聴き慣れた音だからすぐに分かった。
『おまたせ』
マイ「おー、似合ってんじゃん。いい感じ」
『なら良かった。もう行くか?』
マイ「いや、お前ちょっと待て。靴それで行く気か?」
『あれ?ダメ?』
マイ「いや、お前が良ければいーんだけど……」
じっと足元を見られる。
視線の先には私の履く黒が基調のぽっくり下駄。
下駄を普段履かないマンジローが心配するのは分からんでもないが、私にとってはこれが運動するのにもってこいなのだ。
『じゃあ試してみる?』
マイ「まさか、またあれやんのか?」
『うん。だって手っ取り早いだろ。前と同じところ狙うから』
マイ「はぁ……。いいぜ、来い」
『じゃ、いきまーす』
私は以前のスーパーの帰りの時のようにマンジローの首を目掛けてハイキックを入れた。
するとマンジローもあの時と同じように腕でガードした。
感覚で分かる。確実に前より絶対に強いのが入っている。
マイ「っ!お前……!下駄の時の方が強いし!」
『ね、言ったでしょ』
マイ「言われてねーよ!」
あれ?そうだっけ?言った気がするんだけど。(言ってない)
蹴りを食らったマンジローは「あーあー、痛てぇ」とボヤいている。
マイ「ほら、被れ。行くぞ」
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希 要(プロフ) - あいさん» 紛らわしい表現をすみません!「殺.そうとした」という表現だと未遂や、やろうとしたけど無理だった的なニュアンスになってしまうかと思い、そう表現しました。混乱させてしまいすみません! (2021年10月8日 22時) (レス) @page40 id: d0c954cf97 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あ、すみません💦ちょっと飛ばしちゃったみたいです…生きてるってちゃんと書いてありましたね (2021年10月8日 19時) (レス) id: b9012f6ce3 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 最新とっても嬉しいんですけど、真一郎くんって27話らへんでは生きてる設定だった気がします… (2021年10月8日 19時) (レス) @page29 id: b9012f6ce3 (このIDを非表示/違反報告)
希 要(プロフ) - あんこらさん» 2周もしてくださってる!?ありがとうございます、感無量です……!楽しんでいただけてめちゃくちゃ嬉しい……!作者冥利に尽きます!これからも楽しんでいただけたら幸いです! (2021年10月6日 22時) (レス) id: d0c954cf97 (このIDを非表示/違反報告)
あんこら - 読むのめちゃ楽しいです〜!もう2周してしまった… (2021年10月6日 17時) (レス) @page37 id: c635b6e2f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:希 要 | 作成日時:2021年9月24日 15時