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「そんなことで喜んでくれるんだね」

『んー、俺にとってはずっと願ってたことだからね』

「ふふ、変わってるね」


『ふはは、しょっぴーまた拗ねるかな』

「んー、普通なら拗ねないだろうけど、渡辺さんならワンチャン」

『しょっぴーはほんとすぐ拗ねるよね』





"その時はその時"って、目黒さんはニヤリと笑った。







『着いたよ』




そう言われて車を降りると



"中華街"って書いた大きな門が目の前にある。





「中華街?」

『うん、ここ横浜中華街』





横浜中華街か!

中華街なんていつぶりだろう、

確か中学生の頃の課外活動ぶりかな。






「へー!久しぶりだな」

『俺もいつぶりだろ』

「でもやばい!テンション上がって来た!
 角煮マン、とか胡麻団子とか小籠包とか......」

『A、顔ニヤケすぎ』

「あ!美味しいものを思い出してたら、つい」

『ふはは、じゃあ早く行こっか』




そういうと蓮は私の手を握る。




これで人に手を握られたのも2回目か、



でも前のは強引な手繋ぎで、
今蓮はとても優しく手を取ってくれた。




指を絡めて、本当のカップルみたい、




「れ...蓮..?」

『デートだから、』

「緊張する...」

『それくらいがAらしくて、好きだよ』





蓮の一言にいちいちキュンとさせられる。


蓮は罪な男だね。







『まず何食べに行く?』

「んー..と、小籠包?」

『お、いいね』




中華街には、いろんな料理が販売してるし、美味しそうな香りが充満してる。



そのなかで蓮は、ここがいいって評判の小籠包屋さんに連れてってくれた。



10個入りをテイクアウトして、半分こすることになった。





『はい、あーん』

「は...ぁー....」





急にあーんって小籠包を口に運んでくる蓮。


食べる時もしっかり目が合ってて、
その綺麗すぎる瞳に吸い込まれそうになる。





『おいし?』

「んー!おいひ!」

『ふは、いちいち可愛いわ』





蓮はそう言って、頬張る私の頬をツンツンしてくる。




今日はスキンシップが多くない?目黒くん...蓮.......





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あやの(プロフ) - 廉桜さん» ありがとうございます( ; ; )嬉しい限りでございます! (2021年8月16日 1時) (レス) id: 843f918905 (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - あやのさん» よかったです^_^とても面白いお話なので楽しみにしてます!頑張って下さい! (2021年8月16日 0時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 廉桜さん» ぎゃああ本当ですね( ; ; )何度もありがとうございます。助かりました! (2021年8月15日 15時) (レス) id: 843f918905 (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - あやのさん» 全然です!本当に指摘続きで申し訳無いのですが、追加されたお話の順序って多分逆じゃ無いですか??違ったら本当に申し訳ないです(汗) (2021年8月15日 14時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 廉桜さん» ご指摘ありがとうございます!修正いたしました。ご指摘いただいた話の間にもう1話あったので、話の繋がり的にそちらも除いていただけると嬉しいです。コメントありがとうございました! (2021年8月15日 10時) (レス) id: 843f918905 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやの | 作成日時:2021年8月15日 2時

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