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蓮『しょっぴーそんな拗ねないで』
翔『だってお前ら、俺のことはぶるじゃん』
蓮『ふはっ、そんなつもりねーって』
翔『今日のランチだってそうだろ』
渡辺さん、お昼のことまだ根に持ってんだ
って思ったのは目黒さんも同じだったみたいで
蓮『まだ言ってんじゃん笑
かわいいな〜、しょっぴーは』
そう言って渡辺さんの頭を撫でる目黒さん。
すると安心したかのように口元が緩む渡辺さん。
一体、私何見せられてるのよ。
蓮『しょっぴーね、"お昼なんで俺も誘ってくれなかったの!"って、結局講義前に出て行っちゃったんだよね』
「へぇー...そうなんだ」
渡辺さん、そういう経緯であの場に居合わせたのか。
私がふっかにハグされたとき。
翔『とにかく、俺も次は誘ってよ』
蓮『ほんと素直だね、しょっぴーは』
「なんか、かわいいね笑」
蓮『でしょ?
この子5歳児みたいだからさ』
「わかる!私も思ってた!」
翔『お前ら、俺のことガキ扱いしすぎ、
経験値は俺の方が上だからな?』
なんの経験値かはわからないけど、
まあ確かにいろんなことの経験値は渡辺さんや目黒さんに勝てるわけないと思ってるのも事実。
ほら、ボーリングだって、異性との経験だって。
蓮『ふはっ、女の子とか?
顔はいいからモテるけど、女の子を傷つける経験値だけは高いよね』
「確かに...」
翔『うわっ、確信つかれてなんも言えねーかも』
目黒さんが言ってることに私も渡辺さんも納得できてしまって
渡辺さんはその場から離れるように投球した。
蓮『あーやって、あの線から越えないように投げるの』
目黒さんは私の隣に座って、指差して説明してくれる。
蓮『投げる時のコツは..』
ってたくさん説明してくれるんだけど、
無意識にか、目黒さんは私の耳元で囁くように説明してくれて
それに私が理解してるか確認するためだと思うけど、いちいち目を見てくれる。
それが私をドキドキさせて、
本当のことをいうと、全く説明が頭に入らなかった。
そのせいか、次私の番が回ってきて投げると、
見事に2投ともガーター。
後ろで"ガハハハ"って笑い声が聞こえる。
これは初めてだからだよね。うん。
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あやの(プロフ) - 廉桜さん» ありがとうございます( ; ; )嬉しい限りでございます! (2021年8月16日 1時) (レス) id: 843f918905 (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - あやのさん» よかったです^_^とても面白いお話なので楽しみにしてます!頑張って下さい! (2021年8月16日 0時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 廉桜さん» ぎゃああ本当ですね( ; ; )何度もありがとうございます。助かりました! (2021年8月15日 15時) (レス) id: 843f918905 (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - あやのさん» 全然です!本当に指摘続きで申し訳無いのですが、追加されたお話の順序って多分逆じゃ無いですか??違ったら本当に申し訳ないです(汗) (2021年8月15日 14時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 廉桜さん» ご指摘ありがとうございます!修正いたしました。ご指摘いただいた話の間にもう1話あったので、話の繋がり的にそちらも除いていただけると嬉しいです。コメントありがとうございました! (2021年8月15日 10時) (レス) id: 843f918905 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやの | 作成日時:2021年8月15日 2時