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「ふぅ〜
鎌倉と江ノ島、たのしかったね」
急遽予約したホテルに着くなり、私はベッドに寝そべった。
海にも入ったし、長い時間紫外線を浴びてたせいか、思ったより疲れてたみたい。
『Aちゃん、今日は疲れたやろう、
俺が背中流したるで』
「半分康二くんのせいだからね?」
『え.....じゃあ、俺が責任を持って背中流し』
「下心しかないでしょ!」
"こら!"っていうと、"てへ"って舌ぺろって見せてきた康二くん。
康二くんはなかなかの変態であることも、付き合ってきて伝わった。
付き合う前は、可愛いか色っぽいか、だったのが、今じゃもう下心を感じる瞬間ばっか。
まあ、私も嫌じゃないんだけど。
「じゃあ、責任とって、隅々まで綺麗にしてください」
なんて、のってあげると
『まっかせて!
俺がAちゃんの身も心も、綺麗にしてあげるっ』
「ちょっと意味わかんない笑」
『はーん、そうやってすぐ冷める〜』
「はいはい、じゃあお風呂いきましょうね〜」
私は一瞬で尻尾の下がった子犬を翌日まで連行する。
ああー、海水のせいで体もベタベタしてるよ。
ほんと、誰のせいかね、
『あ!Aちゃんストップ!
俺が、脱がしてあげる』
「体ベタベタしてるよー」
『そんなん気にせんて』
康二くんは私の衣服を淡々と脱がしてく。
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作者名:あやの | 作成日時:2021年7月7日 9時