＃７０ ページ22
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「…ジョングクくん…？」
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そう声をかけると深く被っていた帽子を上にあげて
私の方に視線を向けると、ニコッとあの愛らしい笑顔になった。
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あのメッセージの後、ジョングクくんに
��大丈夫だよ��と返信すると
��体調崩してるって聞いたからお見舞い行きたい��
なんて言ってくれて
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でも、さすがに騒がれてる中でジョングクくんに会う勇気はなくて
最初は、申し訳ないけど断った。
それなのに、電話までくれて
JK「…体調が良くなるように色々買っちゃったんです。ヌナの元気な姿を見たら帰りますから…」
なんて言うから、結局私が折れてしまった。
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とはいえ、怖くて外には出れそうになかったから
その日の夜、私の住んでるマンションの地下駐車場で会うことにした。
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JK「…ヌナ、久しぶりですね」
「久しぶりだね。わざわざごめんね」
JK「これ、良かったら食べてください。」
「…わ、こんなに…」
彼が差し出した大きなビニール袋の中には、
ゼリーやインスタント麺、菓子パンにスポーツ飲料まで
たくさんのものが入ってた。
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「ほんと、ありがとう」
JK「これくらい、全然いいですよ！むしろ欲しいものがあったら何でも言ってくださいね」
JK「ごはん作るのがめんどくさかったらこれを食べて、食欲がない時はゼリーぐらいは食べないとでしょ？あとは…」
買ってきたものを袋から出して一生懸命説明してくれるジョングクくん。
いつもの優しい笑顔を私に向けてくれて
少し自慢げな子どもみたいなジョングクくんに
思わず少し笑ってしまった。
「…ふふっ」
JK「あ、何で笑ってるんですか…？」
「なんか、かわいくて…笑」
JK「もう、ヌナのために説明してたのに…」
「ふふっ、ごめんごめん、笑」
JK「まぁ、いいですよ。ヌナの笑ってる顔見れたし…」
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そう言うと、ジョングクくんは
笑顔のまま、改まったように真剣な眼差しを向けてきた。
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JK「俺、ヌナの笑顔が好きです」
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ぴら(プロフ) - あいさん» いつも読んでいただきありがとうございます！なんと優しいお言葉…。あいさんのためにも更新頑張ります！これからもよろしくお願いしますっ！！ (2021年7月13日 0時) (
レス) id: b7616ddcbc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいております。作者様のペースでご無理なさらないようにしてください。気長に更新お待ちしております。 (2021年7月12日 22時) (レス) id: 6b03c3ba3e (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - k.nさん» ありがとうございます！！引き続きみていただけると嬉しいです！ (2021年2月2日 19時) (レス) id: b7616ddcbc (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます！幼馴染の関係からの展開好きで、みつけました♪すごく丁寧に描かれていて、面白いです！楽しみにしています！ (2021年2月1日 22時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - 沙有佳さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年2月1日 12時) (レス) id: b7616ddcbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴら
| 作成日時：2021年1月31日 15時
