好きまで突っ走れ！-TH-

＃９ ページ9

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TH「…Aさん、好きな曲はなんですか？」



「…す、好きな曲、ですか？えーっと、TWICE、ですかね？」



TH「分かりました。」








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無言の時間の中、急に質問してきた。





少し、スマホをいじると、


私がよく聞くTWICEの曲が流れてきた。








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TH「……I wanna no no no no…」









TWICEの曲をあの低い声から想像もできないような高い声で歌っているキムテヒョンさん。



しかも、軽く踊っている。









ギャップでビックリして見ていると、


"知らないですか？"と聞いてきた。









その様子がなんだか5歳くらいの子供みたいで



思わず笑ってしまった。









「…んふふふっ笑」



TH「…え、なんで笑うの？笑」



「…こ、子供みたいで、面白くってつい、笑」



TH「……I wanna no no no no what is love！」



「…昨日とのギャップが、凄いです笑」









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5歳児のキムテヒョンさんにツボってしまって



ずっと笑いが止まらない。









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TH「そんな笑う？笑」



「…っはい。笑 お食事会の感じだと、もっと堅い人だと思ってたので、意外でした。ふふっ笑」



TH「…この間のは父さんに大事な食事会なんだから大人しくしてろと喝を入れられて、」



「それじゃあ、今のが普段のキムテヒョンさんですか？笑」



TH「…ガッカリした？」









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私が聞くと、耳を垂らした子犬みたいにしょぼんとした顔で聞いてくる。



大きく首を横に振るとパァっと顔を明るくして



またTWICEを踊り始めた。



私はそれを見てしばらく笑いが止まらなかった。






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