好きまで突っ走れ！-TH-

＃７ ページ7

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私の結婚の話を遮るように入ってきたあの人。






TH「父さん、あの……もう少しだけ時間をくれない？」





彼はそう言うと、封筒に入った婚姻届を出して、それを見ながら、また話し始めた。




TH「僕もAさんも、今日初めてあった相手が結婚の相手ですって言われても厳しいと思うんだ。その……だから、もう少しお互いを知る期間が欲しいっていうか……」




緊張してるのか、自分の唇を何度も舐めている。

その、なんというか、やばい……。





TH「…そうだなー、１ヶ月！１ヵ月間だけ、彼女と少しでも知り合える期間が欲しい。だめ…？」





彼が身を乗り出して、自分のお父さんの顔を見つめる。








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父「…そうだな、少し急ぎすぎた部分もあるし、これくらいは子供たちの意見を尊重しよう。」







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……ん？ちょっと待って



急に進展した話についていけない。




必死に頭の中を整理する。




私は結婚は出来ないって言いたかった、



キムテヒョンさんは結婚まで１ヶ月間の猶予が欲しいと言っている。



……ん？違くないか？









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でも意見の食い違いに気づいた時には、もうみんな立ちあがっていて、




お父さん達が先に部屋を出てしまっていた。




キムテヒョンさんも、ドアに向かって歩き出していて、



慌ててカバンを抱えて追いかける。









TH「…あの、」



「ぁわっ！」









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ドアの前で彼が急に振り向いた。






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TH「…早速なんですけど、来週の日曜日、開けといてください。8時にお家まで迎えに行きます。あと！ラフな格好で来てください。色々な所に行く予定なので。それじゃっ！」



「……………え？」









………………今のって、





デートのお誘いですか？









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