好きまで突っ走れ！-TH-

＃４９ ページ49

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男の子が、私を見上げていて、



眉毛を八の字にして、今にも泣きだしそう。









「どうしたの？」









しゃがんで男の子たちと同じ目線になってそう聞くと、


男の子のくりくりした目から、涙が零れていった。









『…ママが…いなくなっちゃった、…。』



「…そっか、寂しかったよね、おねえちゃんと一緒にママ探しに行こっか！」









明るくそういうと、男の子は手の甲で目を擦りながら、うんうんと頷いた。









かわいいなぁ、子供。笑



みんな一度は迷子を経験するもんね。



私も、迷子になったことあった気がする。笑









二人を見てそんなことを考えていると、ひょいっと女の子の小さな体が宙に浮いた。









TH「そうと決まればママ探検隊、出動っ！」









目の前には、女の子を片手で抱っこして、



誰よりも楽しそうにしてるテヒョン。









"おー！"って、女の子の手を上げさせて、



お決まりのきらきらスマイルをかましている。



女の子も、そんなテヒョンを見て、いつの間にかニコニコしていた。







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なんかパパみたい。笑









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