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「××についてですがー…」
パリストンやチードルさんの言葉を聞きながら
私は律儀にその内容をメモする。
もちろん内容の理解はしていない。
分かるわけがなーい。
手元の手帳に記されたハンター文字は少し不恰好だが読めなくも無い。
元々の読み書きは異次元のものだ。
ここの世界ではまったく役がたたないし、幼少期のツボネの特訓(勉学編)で死ぬ程覚えさせられたお陰で辛うじて書けるようになった。
(久々に漢字とひらがな書きたい…)
私はパリストンとチードルさんが言い争いを始めたのを機に手帳の隅にハンター文字を翻訳した日本語を書いてみた。
あ〜感覚が懐かしいなんて思っていると
「おい」と隣から声が聞こえて私は慌てて顔を上げた。
やっべ職務怠慢で怒られる…!?と思いつつ、
声の主を見れば手帳をガン見するジンが居た。
「お前、ジャポンの文字が書けるんだな」
「へ、ジャポン…あぁジャポン…」
一瞬なんのことだよ、と思ったが
ジャポンはこの世界の日本みたいなところだなと思い理解する。
うん…待てよ?まさかジャポンって言語コレなのか…?
日本と変わらないのまさか…!!
今度ジャポン行こ…絶対行こう…。
「見かけによらず頭良いんだな」
「ん"ッん…そうですね」
一言多いなジン!!
原作通りかよ…最高。と思いつつ私はふとゴンと知り合いだということを思い出した。(今更)
これは!!言っていいのか!?
言っちゃいますね!!言いますよ!!?
「ジンさんってゴンのお父さんですよね」
「……お前俺の息子と知り合いなのか」
平然を装いつつそれとなく言えば
驚いた顔をするジン。
ふふーん、特異点である私はジンもパリストンもイルミの表情を崩す事は容易いのさ!ははっ!
「この後天空競技場で合流しますよ〜」
「そうか…。
お前強そうだし言っておくが息子ボコボコにしてくれていいからな。」
さらっととんでもない事を言うジンに思わず「天使にそんなことしたら堕天するわ」と言いそうになるのを慌てて止める。
アカン…この場ではアカン。
「嫌ですよ〜友達は殴りません。
それに私が殴ったら遺体すら残りません」
「ハハッお前おもしれえ奴だな。」
堅物野郎かと思ったと言うジンに
私は先程よりデカイ咳払いをした。
デリカシー大事。
◯
【H×H】呪縛を君に
宜しければ見てください〜!
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ナナシ(プロフ) - 好きすぎて禿げます。私ずっと待ってます!!!!!!(((( (2022年3月20日 17時) (レス) @page6 id: 0758a4f248 (このIDを非表示/違反報告)
みな - やばい、めっちゃすきです()更新楽しみにしてます!! (2020年11月21日 18時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - え、やばい好きです()更新頑張って下さいね! (2019年8月12日 11時) (レス) id: b5dc69f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
katitimikan(プロフ) - カルト…はぁ…カルトはぁはぁ…かわいいぞカルト… (2019年3月10日 21時) (レス) id: 4ba1b6f085 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかもめ(プロフ) - めっちゃ面白いです!!更新楽しみにしてます!Σ( '-' )無理をせず頑張ってください!応援してます! (2018年11月27日 20時) (レス) id: ee1ccd9f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななな | 作成日時:2018年7月3日 20時