【H×H】推しが多すぎて収拾がつかない。 2

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パリストンが降りてから数秒。

エレベーターはやっと最上階で止まり、
ドアはゆっくりと開き光を灯した。


「わー…広っ」


降りてみて思わず声に出してしまう程最上階は広く、降りたその場からネテロ会長の部屋っぽかった。

畳のいい匂いがする…パパとママの部屋みたいだなぁ。
それに日本も懐かしい…

ここではジャポンなんだっけ、と思いつつ広い廊下を進めば、突き当たりの角に大きな扉があった。



中からネテロ会長の気配がする辺り、
此処が本部なんだろう。

私は少し緊張しつつも扉をノックした。



「入って良いぞ」

「あ、はい…」



すぐ様声がして私は重々しい扉を開く。

自分の家の門と比べたら全然軽いけど
大きさは自分より何周りも大きい扉なので思わず力が入ってしまった。



「よく来たな」

「お邪魔しまー…す。」



扉を開ければ中心の畳にネテロ会長が
胡座をかきながら此方を見ていた。

私は少し戸惑いながらも中に入れば、
畳に座る様促された。



「ほれ、お目当てのものじゃ」

「あっライセンス…！」



座布団に正座で座った時、
ネテロ会長は懐から私のライセンスカードを取り出し、私に受け渡す。

案外にもあっさり渡されて少し呆気なく思っているとネテロ会長は「さて本題じゃがな…」と髭を弄んだ。


…ん？？？
ちょ、ちょっと待って。

本題ってなに！！？


ライセンスの講習の為に呼ばれたんじゃないのか私は…。
まさかハメられたの私！！？

暫くフリーズしているとネテロ会長は面白そうに「戸惑っておるな」と笑う。
…いやお前もなに笑っとんねん。



「何、ライセンスは建前じゃ。
お主を呼んだ本当の目的じゃがな」

「(あっさり言いよったよこの人…)」


ちょっとお偉いさんが建前とかいいます？
私ふつーに騙されて来ちゃったじゃん！
もしかしなくとも暗殺者失格だわ！！！

えー…賞金首とか言って晒されちゃうのかな、
ぴえーんそんな最期は嫌だああああ()



「お主をわし専属の殺し屋として雇おうと思ってな。」

「……へ？」



予想外の言葉に私は間抜けな声が出る。
理解できていない私の顔を見てネテロ会長は「要するに協専ハンターじゃよ」と付け足した。

え、えええ協専！？

大丈夫それ、私の命パリストン辺りに消されない？？
てかどちらかと言えば協専じゃなくてこれネテロ専やろ！！！！



私の頭の中は爆破寸前だった。







※誤字修正しました。
ご指摘ありがとうございました！

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