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「泉鏡花。よろしく。」
探偵社に戻り、国木田にこっ酷く怒られた後に敦に紹介されたのはポートマフィアの殺戮担当の泉鏡花だった。
私は敦の後ろに隠れながら人見知りを装い、
相手の顔を伺えば、彼女は私の事を知らないようで首を傾げていた。
(彼奴らには伝えられて無いのか。)
無害と判断した私は、
無垢な子供を演じる為に敦の袖を引っ張っりながら彼の顔を覗き込みながら口を開いた。
「鏡花…私のお姉ちゃん?」
「そう…だね!Aちゃんのお姉ちゃんみたいな感じかな。」
微笑ましそうに私達を見る敦に、鏡花は頰を染めて何処か嬉しそうな表情をする。
「私、お姉ちゃん…」と復唱する鏡花は私の手を取るとぎこちなく笑った後に「Aは私が守る…」と云った。
「敦くん…何だろうあの天使達、、。」
「谷崎さん…心が浄化されますねえ、、。」
*
それから数日後。
太宰も無事に戻ってきた探偵社は日々の業務に追われている中、
私はずっと窓の外を見つめていた。
「Aさーん、国木田君が虐めてくるよぉ〜」
暫くマフィアに潜伏していた太宰は報告書を作成途中みたいだが、放棄して私の元へとやって来る。
背後の机で国木田が怒号を上げるのを横目に私は太宰のハネた毛を触りながら笑みを向けた。
「ねー!だざい〜」
「何ですかー。」
「もうすぐお客さんが来るよ〜?」
「…え?」
私がそう云った瞬間。
谷崎が凄い形相をしながら「大変ですッ!」と事務所に駆け込んで来る。
社員らが何事だと立ち上がる中、
外からは異様な程近いヘリコプターの音が聞こえてきた。
「まさか…先手を打たれるとは、ね。」
道路の中心。
クラクションが響く中、
外国製のヘリから降りて来たのは__
「やぁ、探偵社諸君。お出迎えご苦労。」
高価な背広に身を包む金髪の男
赤毛の三つ編み姿の少女
「…
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ぽん酢(プロフ) - 凄い面白かったです!更新待ってます!! (2018年8月15日 22時) (レス) id: 294c8f425c (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - 最高です!続きがめちゃ気になります!頑張って下さい!応援しています! (2018年8月13日 13時) (レス) id: b31c3f6b99 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 最ッ高です! 更新頑張ってください!! (2018年8月13日 0時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 題名って「この素晴らしい世界に祝福を!」これ参考にしてます? (2018年8月12日 22時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
らつ - 初めて読みました!!最高です!更新楽しみにしてます! (2018年8月9日 18時) (レス) id: 84c9675812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななな | 作成日時:2018年7月20日 22時