検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:222,937 hit

29 ページ32




「第2回戦A対ヒソカ!」



審判の合図と共に前に出る。

胃が痛い。
ギリギリと痛む胃を抑えればクラピカ達が心配してくれた天使か…あ、天使だった。

ちなみにキルアには「トイレ行ってこいよ」とかレディに言わざる得ないことを言われたのでど突きました。




「君と闘えるなんて嬉しいよ
ボク四次試験の時も探したんだけどなぁ♢」

「ドウモアリガトウ」



イル兄顔負けのバリバリの棒読みで言えばヒソカは逆に頰を染めながら「冷たい♤」と言って笑う。

そうか…コイツは変態であった事を忘れていた。



「私貴方と闘いたくないので此処で参ったって言うのアリですか?」

「そんな事させないよ♦」


その瞬間トランプが頰を掠め目の前にヒソカが迫ってきた。

私は即座に後ろに下がり素早く腹にヒザ蹴りをかましそのまま蹴り飛ばせばヒソカは壁に突き飛ばされた。


やばい力加減が難しい…




「痛い♡」

「ひえッ…キモイ」


パラパラと砕ける壁の残骸から顔を出したヒソカは嬉しそうに笑う。

ふとヒソカの指の動きに違和感を感じたのでまさかとは思いつつ擬をすると私の膝に「伸縮自在の愛(バンジーガム)」が付いていた。


念能力者がほぼ居ない中でこんな事やるなんて流石ゲス。
せっかく念なしで行こうと思ったのに…



「ヒソカ、や め て 。」

「♣」





私は眉間に皺を寄せある"念"を発動させた。


その瞬間、念が使える試験管とネテロ会長、イルミの表情が少し変わった。






撤回者の鉄槌(イレイザーリターン)






私が指を鳴らすと同時にヒソカの念はいとも簡単に消え去り、私の膝からちぎれる。

その様子を目の当たりにしたヒソカは目を見開いたがその瞳は驚きでも恐怖でもなく、歓喜に満ち溢れていた。




「もっと楽しみになってきたよぉ…♡」

「げ」





攻撃が来る…!と構えればヒソカはその場で潔く手を挙げると「参った♤」と言った。

へ…まさかのあっちから降参!?





「次は2人きりでデスマッチ(やろう)ネ♡」

「…」





去り際に私の耳元でそう呟いて行ったヒソカは
興奮が抑えきれないのか熱い視線で私を見据えた。





「遠慮します!!!!!」

念→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (180 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
373人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒソカの花嫁(プロフ) - ページ35の「ネブロさん〜!ただいま!!!」の所ゼブロがネブロになってます。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 6af5523d08 (このIDを非表示/違反報告)
モモンガ - 面白いです!更新楽しみに待っています!!! (2018年6月10日 22時) (レス) id: b4dcbe9589 (このIDを非表示/違反報告)
byohi60(プロフ) - こちらの作品もとても面白いです。ありがとうございます(-人-) (2018年6月8日 13時) (レス) id: e9dee97724 (このIDを非表示/違反報告)
GDloveiamVIP(プロフ) - 即お気に入り&高評価!面白い、、、 (2018年6月8日 7時) (レス) id: 2ecf04a340 (このIDを非表示/違反報告)
⌒(ё)⌒ - 面白いです.... (2018年6月8日 0時) (レス) id: 0a4623d944 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななな | 作成日時:2018年6月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。