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私がそう呟いた途端、
時空がぐらりと揺れて完全に静止した。
私の喉寸前まで来ていた相手の武器を交わしながら私を囲う様に迫っていた集団の輪から抜ける。
「ふーんこの人は具現化系か、」
呑気に相手の念を見ながら脇に仕込んでおいたナイフで一人一人の頸動脈に傷を付けておく。
私はそのままキルアの元へ行き担ぐと、何事も無かった様に止まった時間を解除した。
「な"ッ…」
その瞬間、念能力者達の首から血が吹き出しそれに加えて、その人達同士の念がぶつかり合い無残な光景が広がった。
わ〜お。我ながら鬼畜だわ、、
でもまあキルアを傷付けたんだし突然だよね!!
「はー…疲れた。」
私は欠伸をしながらミルキに「討伐完了♡キルアも奪還したよ〜」とメールを送りその場を後にする。
大きなパーティ会場に生きているものは私とキルア(気絶)しか居なかった。
…にしてもキルたんが気絶なんていう美味しい状況は中々無いから手出してもいいですか()
◯
「そういえばあったね〜そんなこと」
船に揺られながら思い出した半年前の記憶に呑気に答えればキルアは「忘れんなよ!」と言って怒る。
いや〜私前世合わせたら大分生きてる気がするから物忘れが激しくて。てへぺろんぬ。
「え、てかキル気絶してたんじゃなかったの?」
「姉ちゃんが怖くて起きるタイミング失ったんだよ!!」
キルア曰く最初に拳で床に頭をメリ込ませたのが一番怖かったらしい。
ゴリラかと思ったと言われた時は怒りましたよ??
たまには怒ることも大事だよね!!うん!
「だってキルの、人間国宝級のお顔があんなことされたら怒るに決まってるじゃあああん!」
「スリスリすんなああ!!!」
治って良かったねえ〜と言いながら頰をスリスリすればキルアはめちゃくちゃ嫌がって暴れ始める。
うおん…地味に傷つくよお姉ちゃん、、。
「あはは2人とも仲良いね!」
「ゴン!!違えから!!」
微笑ましく私達を見るゴンにキルアが顔を真っ赤にしながら噛み付く様子を見て私は卒倒しそうになる。
2人ともかわよい…いとかわよい。
「勿論ゴンの顔も傷付けられたらおこだからね!
ちゃんと言ってね始末するから!!」
「えへへ…ありがとうA!」
圧死や、、ゴン可愛すぎて心臓が圧死しそう。
ちょ、今のうちにヒソカに怨念送っておこ…
。
「何かキタ‥♡」
「うわ、きもちわる」
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ヒソカの花嫁(プロフ) - ページ35の「ネブロさん〜!ただいま!!!」の所ゼブロがネブロになってます。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 6af5523d08 (このIDを非表示/違反報告)
モモンガ - 面白いです!更新楽しみに待っています!!! (2018年6月10日 22時) (レス) id: b4dcbe9589 (このIDを非表示/違反報告)
byohi60(プロフ) - こちらの作品もとても面白いです。ありがとうございます(-人-) (2018年6月8日 13時) (レス) id: e9dee97724 (このIDを非表示/違反報告)
GDloveiamVIP(プロフ) - 即お気に入り&高評価!面白い、、、 (2018年6月8日 7時) (レス) id: 2ecf04a340 (このIDを非表示/違反報告)
⌒(ё)⌒ - 面白いです.... (2018年6月8日 0時) (レス) id: 0a4623d944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななな | 作成日時:2018年6月7日 20時