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＿＿半年前
その日は私とママとミルキ以外皆仕事で家を空けている時だった。
その時に偶々キルアに振り当てられた仕事は、
ヨークシンで開かれたパーティの主催者である財閥の撲滅だった。
皆が出掛けて居ない中、私が束の間の休息を取るために部屋でアロマを焚きながら本を呼んでいるとパパから連絡が来た。
えぇ‥せっかくゆっくりしてるのにい、、
至急の依頼だったら金ガッポリ請求してやる！と思いつつ私は電話に出た。
『Aか。キルアは帰っているか』
「え、まだだけど‥何かあったの？」
『それがまだキルアから報告の連絡が来なくてな‥少し気になったんだが、』
パパの言葉に私はちらりと時計を見れば時刻は1時過ぎ。
確かにパーティ会場にしては報告が遅い気もする。
しかも実行の時間は12時だった筈だ。
生憎今はパパもイルミ達も遠出の仕事。
唐突に嫌な予感がした私はパパに「私が様子見に行ってくる」と伝えて急いで支度をした。
「ミルキ！起きて！」
「っ、あ‥A？何でこんな夜中に‥」
「キルが危ないかもしれないの、
この依頼人と財閥の関係をよく洗って！よろしく！」
「はあ！？ってオイ‥！」
寝起きのミルキを叩き起こして書類と要件だけ言って家を飛び出した私は、予めパパが手配してくれたアマネの車でヨークシンに向かう事にした。
パギトワ共和国からヨークシンはそこまで遠くもないのが不幸中の幸いだった。
「あ、ミルキ？何か分かった？」
『今回キルちょっとやべえかも‥』
向かっている途中、ミルキから電話がきて聞いてみればどうやら今回の依頼人は財閥とグルの可能性が高いらしい。
依頼人は匿名希望だったが特別なルートで身元を割ってみると財閥と手を組むマフィアだったらしい。
しかもそのマフィアのボスは過去に依頼で暗殺されていた。
「恐らくキルを人質にゾル家の討伐が目的」
『嗚呼、しかもボスの死後勢力拡大して立て直してる…現段階で武装は100を越える筈だ』
「へえ〜討伐目的の割には随分と用意周到だね！」
『笑ってる場合か！』
電話口で怒鳴るミルキは「パパに連絡してもう1人呼んだ方がいい」と言ったが私はそれを断る事にした。
相手が100人だろうが200人だろうが関係ない。
それにキルだって何もできないわけじゃないし、
「私1人で十分だから、ありがとミルキお兄ちゃん♡」
推しを誘拐した罪はデカイぞ？？
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ヒソカの花嫁(プロフ) - ページ35の「ネブロさん〜！ただいま！！！」の所ゼブロがネブロになってます。 (2019年7月17日 23時) (
レス) id: 6af5523d08 (このIDを非表示/違反報告)
モモンガ - 面白いです！更新楽しみに待っています！！！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: b4dcbe9589 (このIDを非表示/違反報告)
byohi60(プロフ) - こちらの作品もとても面白いです。ありがとうございます(-人-) (2018年6月8日 13時) (レス) id: e9dee97724 (このIDを非表示/違反報告)
GDloveiamVIP(プロフ) - 即お気に入り&高評価！面白い、、、 (2018年6月8日 7時) (レス) id: 2ecf04a340 (このIDを非表示/違反報告)
⌒(ё)⌒ - 面白いです.... (2018年6月8日 0時) (レス) id: 0a4623d944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななな | 作成日時：2018年6月7日 20時
