プロローグ ページ1
．
「推しに会いたい」
そう思った事はこの人生死ぬほどある。
…いや実際に死んだ。
どういう事かというと、結論的に私は"一度"死にました。
何で死んだか覚えてないけど確かに言える事は私は今別の人生を歩んでいるということ。
しかも＿＿
「本当にAちゃんは可愛いわぁ！
ねえ、あなた？」
「……ああ、そうだな。」
私の手を握り甲高い声を上げる母親と見られる女性。
その隣で微かな笑みを浮かべる威厳のある父親と見られる男性。
その2人に私は見覚えがあった。
…もちろん前世で。
転生して初っ端から物心がついている私はその2人を見て理解した。
この2人ゾルディック家のシルバとキキョウだと。
只の思い過ごしだと思った。
いやだって幾ら何でもアニメの世界なんて、と思った。
けれどもう認めるしかないじゃんこんなの。
「イル〜見て頂戴この可愛い天使！」
「…柔らか」
私のほっぺを無表情で突くのは何を言わずとも若き頃のあのイルミ。
私生まれて早々推しに会うとか最強過ぎじゃない？？
歓喜し過ぎていますぐ叫びたい尊い。と思ったけどまだ子供の私はキャッキャと声に出して笑うことしかできなかった。
まあ、笑っているのも今のうち。
私は神転生に喜ぶ反面、これから来る逃れられないものに怯えていた。
これもゾルディック家に生まれた運命。
一流の暗殺者へと育つ為に待ち受けるのは勿論＿＿
「はぁいAちゃん〜毒デビューしましょうねえ！」
公園デビューみたいなノリで言われて出されたのはえげつない色をした毒入りミルク。
え、ミルクって紫色だったけ？
赤ちゃんだけど思わず二度見したよ？？
そう、これから待ち受けるのは地獄の特訓。
次回，『私氏、他の推しに会えずに死す!』
お楽しみに！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 373人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒソカの花嫁(プロフ) - ページ35の「ネブロさん〜！ただいま！！！」の所ゼブロがネブロになってます。 (2019年7月17日 23時) (
レス) id: 6af5523d08 (このIDを非表示/違反報告)
モモンガ - 面白いです！更新楽しみに待っています！！！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: b4dcbe9589 (このIDを非表示/違反報告)
byohi60(プロフ) - こちらの作品もとても面白いです。ありがとうございます(-人-) (2018年6月8日 13時) (レス) id: e9dee97724 (このIDを非表示/違反報告)
GDloveiamVIP(プロフ) - 即お気に入り&高評価！面白い、、、 (2018年6月8日 7時) (レス) id: 2ecf04a340 (このIDを非表示/違反報告)
⌒(ё)⌒ - 面白いです.... (2018年6月8日 0時) (レス) id: 0a4623d944 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななな | 作成日時：2018年6月7日 20時
