井戸の中での出来事 ページ16
やっほ〜。晴明だよ。前回、篁の使っている井戸に飛び込んだけど…
「いつまで続くんだ?この闇は」
「知らんがな。」
「篁さんは毎晩ここを…凄いです。」
闇が長い。長すぎる。
これ、リアル不思議の国のアリスじゃん。…と思ったのは僕だけ?
「口に出てるぞ晴明」
ありゃ。でもいいか。…なんて思っていたら、下から風がふいた。(あれ?)
「何故に下から風が……?」
「不思議ですね……。」
とたんに風は強くなり、僕達は風に逆らえなくなってしまった。
「うわぁぁぁぁぁ‼」
「晴明‼出っ張りか何かを探せ‼」
僕は博雅に言われた通り、出っ張りを探した。
「出っ張り……?あ、あった!」
見つけた出っ張りを掴むと、風はおさまった。
「ふぃ〜危なかった……」
「危なかったな。」
よく見ると、出っ張りは新品の小刀だった。
…篁が刺したのかな。帰ったら篁にお礼しないと。
「晴明、行くぞ」
「うん。」
進んでいくと、下が明るくなってきた。もうすぐで冥界へ着くんだ。
「博雅!保憲!もうすぐだよ!」
「長かったな。」
「…父上、待っててください。」
師匠、無事だといいな。
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安倍晴明
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作者名:なにガワ(元なにぬねNO) x他3人 | 作成日時:2017年12月21日 19時