ある陰陽師の物語

ごめんね、保憲 ページ13

「…………」

「…保憲」

やっほ〜。晴明だよ。まだ保憲は目覚めないんだ……。きっと相当なショックを受けているんだと思う。

「まだ保憲は目覚めないのか？」

「うん。」

その時、保憲が目覚めた。

「晴明……？」

「保憲‼」

僕は嬉しくなって、保憲に飛び付いた。

「保憲大丈夫なの？」

「はい！寝たらすっきりしました！」

良かった。でも、僕にはわかる。保憲はまだショックで状況を飲み込めてないってことを。

「じゃあ、急で申し訳ないがすぐ準備してくれ。冥界へ行くから」

「え、冥界へ？…あ、何でもないです。」

ごめんね、保憲。あの時、僕が道長様を守ればあんなことにはならなかったんだ……

こんな僕を許してね。

ごめんなさい、晴明→←忠行の為、道長の為。

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーキャラ

安倍晴明

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