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side in
ym「なに間抜けな顔してんの」
予想だにしないこと言われたら誰だって間抜けな顔になるだろ!なんて言葉を胸にしまって、山田の真意を探ろうと言葉を選ぶ。
in「山田も、男と寝たなんて噂広まったら嫌でしょ?だから、お互い忘れるのが一番だと…「俺ね、女の子に困ったことないの」は?」
俺の話を遮ったと思ったら自慢話かよ。
ym「でもさ、女ってめんどくさいじゃん?遊びでいいって言ったくせにそれじゃ満足できないって言い出したり」
困惑する俺をよそに勝手に1人で話を続ける山田。
ym「だからさ、先輩俺のセ フレになってよ」
せ、ふれ…?ってあの、そういうことをするためのお友達のことだよな??
in「は!?なんで俺が!!」
ym「だって、体の相性良かったし。先輩も恋愛対象女でしょ?だったら惚れられて面倒なことになることもないだろうし」
in「ちょ、待って、なに決定みたいに言ってんの。それ俺になんのメリットあんの?」
話を終わらせようとする山田に慌てて抗議する。
ym「あんたのメリットなんて知る訳ないでしょ。拒否権あると思わないでね。断ったらこのこと広めるから」
in「うっ、それは…!」
昨日の俺を呪ってやりたい……
そんなこんなで、俺は何故か大学一のモテ男のセ フレになってしまった。
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作者名:紅藍 | 作成日時:2021年9月27日 1時