【ヒロアカ】トライアングル (ページ5)

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緑谷と出会ったのは、まだ俺が雄英に通ってた頃＿
当初の俺は自覚は無いが周囲からは、

『いつも遠くの何かを敵視している。』
『近寄り難かった。』
『轟くんじゃなくて棘ロキくんだったな！』

威嚇してるつもりは無いが無意識にオーラというのか、そんなオーラを纏っていたらしい。
だが、ある日を境に徐々に和やかなオーラになっていったらしい。

そのある日が俺と緑谷が初めて戦った。
雄英体育祭最終種目ガチバトルトーナメント二回戦
あの時間は今でもかけがえのない、ヒーローショートの核になったできごとであったなと自身でも思う。
もし、あの時緑谷と戦ってなかったら今もクソ親父の力を、お母さんに会うこともできなかっただろう。
それくらい大事なできことだ。

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回想編

長いようで短かった仮免講習がようやく終わった
そんな大イベントととも言えるできごとが終わったにも関わらず緑谷と爆豪が謹慎処分を受けることになった。
爆豪が緑谷に吹っ掛けてきたことが喧嘩の発端だというだけで詳しい原因はわからなかった…。

ふたりだけしか知らない。

ふたりだけの世界

“幼馴染み“ というレッテル

それから派生したとも言える “唯一無二のライバル“

このできごとにより二人の関係性は
さらに明瞭に深まった、とＡ組全員周知の事だった。
それが彼に酷く苛立ちを与えた。
無自覚の恋情からくる嫉妬と焦燥が入り交じった
小さな火が周りに燃え移りめらめらと燃え始めた。