【ヒロアカ】トライアングル (ページ2)

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(ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ)

｢デクくんガッツポーズで今日一のスマイルお願い！｣

カメラなど色々な機材が置かれたスタジオでスポットライトがスタジオの一角を目がチカチカする中シャッター音が鳴り響く

｢はい！｣

元気よく返事をするとコスチューム姿でスポットライトをものともせず満面の笑を浮かべる

_______1時間後

｢OK｣
｢撮影終了！デクくんお疲れ様すごく良かったよ。｣

｢お疲れ様でした。ありがとうございます！｣

人柄がわかる優しそうな笑みを浮かべる

｢機会があったら次回もぜひよろしくね。｣

｢はい！よろしくお願いします。｣
｢じゃあ、これで失礼します！｣

(ﾍﾟｺｯ)

丁寧にお辞儀すると出口に向かって歩き出す

___________________________________

｢緑谷！｣

廊下を歩いてると後ろから呼び止められる

｢？｣
｢…轟くん｣

聞き覚えのある声に誰かと考えながら振り返り火傷痕が大きく残った顔を見ると少し曇った顔をする

｢緑谷、久しぶりだな。あの日以来か？｣

赤と白の髪を揺らしながら駆け足でこちらに来ると再会を喜んでるのか口角が少しだが上がってる

｢あ、そうだね。ポスターの撮影で…轟くんは？｣

少しぼーっとしていたのか間が空いてることに気づくと咄嗟に引きつった笑みを浮かべながら早口で返事をする

｢撮影か。俺はインタビュー………｣

撮影という言葉を聞くと少し残念そうな表情を浮かべる。

｢じゃあ、また…ね？｣

間ができたことが気まずいのか急ぎ早に立ち去ろうとする

｢その、、、。緑谷今晩久しぶりに飯とか行かないか？｣

(ど、どうしよ。断ったら変だよね。とゆうか、絶対この前の返事は？的な感じだよね。どうしよう！！)

話は数日前に溯る………

あの日は久々にＡ組の同窓会があって、みんなが、僕がナンバーワンヒーローになったことを祝ってくれた。それで………

『緑谷。』
『好きだ。俺と付き合ってくれないか。』
『返事は次会った時でもいいから。』
『考えといてくれ。』

飯田くんたちと話してたら轟くんが来て。
そう言えば何故か麗日さんと蛙吹さんが飯田くんを連れて行っちゃって、、、轟くんと最近の話とか世間話をして。
そしたら、いつの間にかあんな話に……

(あああっ！あれ程まだどうしようか悩んでたから轟くんと会わないように気をつけてたのに。よりによって今！？)

【END】