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『珍しく柱合会議の前に裁判が起こった。不思議なもので、鬼殺隊なのに鬼を連れている少年がいるとあった。俺は鬼は駆逐すべきと思うが、Aはどうおもうだろうか。よもやよもや』
鬼。それがいなければ今も幸せだっただろう。もちろん鬼に対して良い思いを持つことは無い。
だから、煉獄からの問いかけには、「鬼は嫌だ」としか言えない。Aと同じ意見のものも多いだろう。裁判の結果どうなっただろうか。書いてはいないかと思った。だが下に続いていた。
『水柱が責任を取る事になった。あの気難しい冨岡が責任を取るとは。よもやあの少年には何か違うものを感じる』
許されたという事実に思わず「え?」と声を大にしていた。まさかな結果だったのだ。
しかし、その少年が残されたのだ。何かいいことがあるのかもしれない。
刹那、パンと乾いた音が屋敷を駆け抜けた。
「何?」
直後、煉獄の父の怒鳴り声が聞こえた。
「…行かなくては」
Aは急いで玄関の元へと急いだ。
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mpmgd(プロフ) - 煉獄さん.°(ಗдಗ。)°. (4月5日 13時) (レス) id: 69ece47d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:gipsofila | 作者ホームページ:http://https://www.pixiv.net/users/72619699
作成日時:2024年4月2日 0時