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当時、無限列車へ行く前 ページ13

「杏寿郎、頼んでもいいかな?」
「この煉獄杏寿郎にお任せ下さい!」

近頃、40名が行方不明になっている電車があった。鬼の可能性があるとの事だ。かなりの数なのと、柱が出陣する程なので、煉獄の脳裏に過った。
どこか大怪我をする、もしくは生きては帰って来れない。と。
御館様邸を後にし、1度実家に戻った煉獄は、白無垢を取り出した。それを広げながら、この年の3月。彼女の誕生日にこれを渡し、祝言を挙げたいと想像した。しかしそれも叶わないのかもしれない。

「俺には相応しくない」

そう思うと、自然とその結果に行き着く。
Aの事は、初めて出会った時から好きだった。だが彼女はどうだろうか、楽しそうではあるが、恋愛対象とは見ていないだろう。

「心苦しいが、Aには他の男と幸せになってもらいたい。よもや、冷たく接するしかないのだろうか」

いつしか、煉獄はそう思うようになった。

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mpmgd(プロフ) - 煉獄さん.°(ಗдಗ。)°. (4月5日 13時) (レス) id: 69ece47d5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:gipsofila | 作者ホームページ:http://https://www.pixiv.net/users/72619699  
作成日時:2024年4月2日 0時

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