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「寒い……ｯ」


隊服でも凌げない寒い日にも関わらず、鬼はわんさか出てくる。


「もぅ……、花の呼吸弐ノ型・御影梅！」


勢いよく切るが、キリがなく。
仲間は何人も死んで行った。凍死したものも少なくない。
Aも、限界に近づいており、もうダメだと刀を落としてしまった。
刹那、


「諦めるな！」


勇気を出させるように男の声が響いた。ハッとして、声の主を見ると、あっという間に鬼を殲滅していた。



「大丈夫か？！」

「は、はい……ｯ」



その日、花城Aは恋に落ちた。

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作者名：gipsofila | 作者ホームページ：http://https://www.pixiv.net/users/72619699  
作成日時：2023年11月20日 22時

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