煉獄杏寿郎は好きと言いたい (ページ3)

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再び恋に落ちるページ3

「よもや、担任は誰だったか」
「ん？お前聞いてねぇの？」
「見逃したようだ！」
「んな清々しく言うもんじゃねぇよ……新人の梨瑠先生だってよ」

宇隨の口から梨瑠の名前を聞き、あからさまに動揺した。

「よ、よもや……宇隨……冗談は……良くないぞ……？」
「何震えてんだよ！梨瑠先生だぞ！冗談じゃねぇよ！」

と肩を組むと、ちょうど梨瑠が入ってきた。

「はい！みんな座ってー！」

パンと手を打ち、クラスを仕切る梨瑠。
教卓に手を置きクラスを見渡すと一息深呼吸をし、挨拶をした。

「今日からこのクラスの担任になりました、雫石梨瑠です！皆さんよろしくね！」

男子は美人の女教師にガッツポーズをし、女子は優しそうな先生で安堵し、それぞれヒューッと黄色い声援が散った。

「……終わるまでまだ時間あるな……みんな何か自由時間にするから雑談でもしててー！」

腕時計を軽く見た梨瑠はそういった。そこで宇隨は梨瑠に聞いた。

「じゃ先生のプロフィール話してくださいよ！」
「私の？いいよ〜」

黒板に名前を書いた彼女は話した。

「大学を卒業したばかりで、そのままこの学校に来ました！出身地はでも、関西です。それくらいかな」
「えー！関西なんすか！」

そう他愛もない会話をしていると、時間が過ぎていった。