煉獄杏寿郎は好きと言いたい (ページ13)

今日:19 hit、昨日:8 hit、合計:3,605 hit

祭りの神ならぬ、恋の神ページ13

「いいか煉獄。俺はお前の恋路に派手に付き合ってやる。今はそんなにアピールが出来ねぇかもだが、卒業式に告白して付き合える所まで俺がド派手に導いてやる！」
「よもや…！宇隨がいてくれるなら心強い！感謝する！」

その約束が聞こえた時、思わずゆいは叫んだ。

「はぁ？！何言ってんの？ダメよ煉獄先輩！」

だがその声が聞こえたのか煉獄がこちらに振り向いた。

「む？！」

しかしサッと身を翻し隠れたゆい。煉獄は「よもや、空耳か」と聞こえていないようだ。

「派手にどうした？」
「ゆいの声がした気がしたんだ」
「ゆい？派手に女か？」
「あぁ、ただの後輩だ」
「写真見せろよ」

煉獄はゆいとのトーク画面を開いて写真を見せた。それを見た宇隨は目をこれでもかと見開いた。

「おまッ、これ派手に彼女じゃなかったのかよ！」
「よもや、彼女ではないぞ宇隨！」
「いやいやいや派手に付き合ってんだろこれは！そのゆいお前の腕に絡んでるしお前も満更でもねぇ顔してんじゃねぇか！」
「そんなことないぞ！よもやそう見えてしまうのか…？」

煉獄はむむと考えると宇隨は呆れたような顔をした。

「お前派手に罪な男だな…」