【wrwrd!】壊れた人形【軍パロ】 (ページ6)

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感情6 ページ6

特に何もない日々を過ごして数週間が立ったとき。
先生から名前を呼ばれる

「Aちゃん、おいで」

『はい、先生』
私はそう言って立ち上がる。

他の子たちが心配そうに見てきたが気に止めることなく笑顔で立ち去る。

連れられたのは実験室のような場所だった。
見たこともない道具が沢山あって、それらを見ながら案内されたベットに横たわる。

パッと部屋全体に明かりがつくと

「被検体№115
　実験を始めます」

そんな無機質な声が部屋に響いた。
すると部屋にゾロゾロと白衣を着た人たちが入ってきて私の体をベルトのようなもので押さえつける

笑顔のままはてなマークを浮かべていると
大きい針を持った男の人が横に立つ。
どうやら注射器というらしい。

「ごめんよ」
そう言って男の人は私の腕にそれをさした。

何もない感じない。
そう思った直後

体全体を感じたこともない激しい痛みが襲う。
何年も感じていなかった痛みに思わず笑いが溢れる。

『あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！あっははははははは！クッッい"っっあははははは
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！！』

笑ったり苦しんだりそれの繰り返しで頭が壊れそうだった。

「これは………！おい、もう一本打て」

「ですが先生っ！」

「良いから打て！成功するかもしれない」

そんな声が聞こえたかと思うと先ほどと同じものを次は反対側の腕に刺される。

全身を内側から何かで刺されているような痛みがさらに体全体を襲う。

『い"い"い"い"い"い"！！！
ああああああああああっ！
ぐるじっ！！あはははははっ！助げっお"っ！あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!ん"ん"っ！
あはははははは！』

苦しい苦しい苦しい苦しい。
痛い痛い痛い痛い痛い。

頭にはもうそれしかなかった。
でも顔は笑ってる。
自分でも変な感じだった。

かひゅっかひゅっと上手く息ができない。

そして3本目の注射を打たれたとき
あまりの衝撃に白目を向いて私は意識を手放した。