【銀魂】たまには英雄達の昔話でもしようか＿＿松下村塾篇 (ページ4)

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3☆ ページ4

銀時 side

松「...今日はここらで野宿しましょうか」

銀「こんなとこで寝てたら襲われちまうぞ」

松「大丈夫です。私が貴方達を守りますから」

『松陽は寝ないの？』

松「私は貴方達に会う前までずっと寝てましたから全然眠たく、ﾌｧ～...ありませんよ」

銀「おもっくそ欠伸してるじゃねぇか！！」

『もっと隠れられそうなとこ探す？』

松「でももうくらいですから今から探すのは少し危ないかと...」

銀「...ん？あそこに洞穴があるぜ」

松「では今日はそこで寝ましょうか」

『松陽、私枕ないと寝れない』

松「枕ですか…あっ、では私の膝枕はどうですか？」

銀「はぁっ！？んなもん眠れるわけ...」

『ZZZZZzzzzzzzzz』

銀「早！！！」

松「銀時もどうですか？私の膝枕、きっとよく眠れまZZZZZzzzzzzzzz」

銀「言い終わる前に寝ちゃったよ！？」

・

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松「...さぁ、ここが私たちの新しい家...いえ、松下村塾です」

あれから数日後、俺達は小さな村にある古いが道場付きの民家を借りた。

銀「...なんか埃っぽいな」

『もう十数年誰も住んでないらしいよ』

松「ではまず掃除から始めましょうか」

というわけで、掃除をすることになったのだが...

『いやァァァァ！！！む、虫ｨｨｨｨ！！！お兄ちゃぁぁん！！松陽ｫｫｫｫ！！！』泣

松「やれやれまたですか？Aはほんとに虫がダメなんですね」

虫が出るたびに叫んで俺と松陽を呼ぶコイツのせいで全然進まねぇ。

松「どうしてそんなに虫がダメなんですか？」

『...見た目が気持ち悪いんだもん』

松「A、虫だってなりたくてこんな気持ち悪い見た目になったわけじゃないんですよ？」

...事実かもしれないけどその言い方はどうかと思うぞ松陽。

・

あれから10時間くらい経ってようやく掃除が終わった。今はAが作ってくれたおにぎりを食べながら休憩してる。

『...これからどうやって教え子集めるの？』

松「そうですね...張り紙でも作りましょうか？」

銀「そんなんで集まんのか？」

松「さぁ、どうでしょう。でも君たちが居ればきっと素敵な学舎になりますよ。

...今日はもう遅いから休みましょう。あなた達はそこの部屋を使いなさい」

銀/A「『わかった』」

・

布団に入ってから、俺はAに話しかけた。
ずっと言いたかったこと、伝えたいことがあった。

銀「...なぁA、俺と約束してほしいことがあんだけど」

『なに？』

銀「お前はもう剣を握るな」

『！？』