先輩と××…【吉野北人】 (ページ24)

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「...はぁ」

テスト前、まわりは一気にテストモードに入っているが私は勉強のべの字もない

頭の中はずっと北人先輩のことでいっぱい

あの日翔吾先輩は笑っただけで特にとれといったことは言ってくれなかった

そして何故北人先輩が私にしてくれたことを知っていたの...

見られてた？

だとしたら恥ずかしすぎて
今すぐにでも記憶抹消させたい←

慎「ねぇ佐伯さん」

「え、あ、慎くん...どうした？」

慎「いや、今ねあいつらと話してたんだけど...」

慎くんは視線をドアへと向けた
私もつられて見ると、昂秀くんと龍くんがいた

慎「みんなテスト勉強しない？」

...

土曜日

「あつい...あついよ昂秀くん」

昂「買ったアイス溶けるーーー」

龍「まこっちゃん家まだー？」

二言返事で参加した勉強会

慎くんのお家のお邪魔することになった

勉強会とは言えど今日はいつもより念入りにおめかし。

夏らしいオフショルのワンピールをきて

いつもより濃いめのメイク

たまには女の子らしく...ね？

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龍「あ、翔吾先輩」

翔「おーみんな揃ってるんやなー」

昂「あれ？ひとりっすか？」

翔「あいつらは先着いてるはず、」

「？？今日翔吾先輩も来るんですか？」

「「？！」」

翔「え？聞いてない？今日1、2年みんなで勉強会！」

「...は、初めて知りました...え、あ、そうなんだ」

ということは北人先輩も...いる

嬉しいけど、嬉しいけど、今はやっぱり気まずい...

私勝手に距離置いてる感じになってるし...

流れで私の隣にきた翔吾先輩は

前を歩く2人を確認しながら私に小声で囁いた

翔「北ちゃん来るから気合い入れて来たんかと思ったわ笑」

「...変じゃないですか？」

翔「いやめっちゃ可愛い…北ちゃんもメロメロやな笑」

「何言ってるんですか笑ありがとうございます...」

龍「翔吾先輩が佐伯さん口説いてる」

翔「ちゃうわ！！！」

昂「あ、ここっすよ」

今日も無事に1日が終わりますように

そう願った

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