先輩と××…【吉野北人】 (ページ23)

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「やっと終わった」

真「今日ちょっと遅くなっちゃったね...」

「そうですね笑」

真「さ～て帰りますか！壱馬待ってるかな、」

「はやく行きましょう！」

翔吾先輩も待ってくれてるだろうし

...

壱「お、きた」

翔「お疲れ様ー」

真「なんで翔吾いるの？」

翔「これからAちゃんと約束があんねん」

私の横にきて自慢げに言った

壱「なんだよ怪しいな～変なこと使用としてんじゃねーだろうな？」

「ち、違いますよ！私がお願いしたんです笑」

真「珍しいコンビね笑ごゆっくり～ばいばい～」

2人は手を繋いで校門を出ていった

翔「どうする？公園とかでいい？」

「はい」

...

学校の近くに公園なんてあったんだ

ちょっと嬉しくなってブランコに腰掛けた

「懐かしい～ちっちゃい笑」

翔「高校生にもなってブランコ乗るなんてな笑」

「でも楽しいです」

ギコギコと漕いでみせた

翔「本題なんやけど、無理ってどうして？」

ｻﾞｰｰｰｰｰ

止めた勢いで砂が舞った

舞う砂を目で追いながら言葉を選ぶ

どう説明したらいいのか分からない

.

「花火大会の時、北人先輩が真奈先輩と壱馬先輩を切なそうに見ていたんです」

「それを見たら、なんか、」

そこで言葉がつっかえてしまった

翔「北ちゃんが真奈を好き？」

「そう見えてしまって」

うーんと考えこんでしまった

翔「北ちゃんの気持ちは知らんけど、北ちゃんって好きでもない子にあそこまでするかな？」

その後すぐに、あっやべっと声を漏らした

「あそこまでする...とは」

翔「あまり深くは言えないけど、おっさんの件だっり、クッキーの件とか...」

や

と、あからさまに目を泳がせた

なんで知ってるんですか？なんて雰囲気が言わせてくれなかった

「俺が思うに北ちゃんはそんな優しい人じゃないよ」

もちろんいい意味でね、とあの可愛らしい笑顔を向けてくれた

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