33 ページ33
〜Shota side〜
すぐに廊下に出てAの姿を探すと
「....は？」
すぐさま、俺の目に入ってきたのは...想像もしてなかった光景だった。
「ちょ..大丈夫？」
『あっ.す、すいません!!..』
俺の視界に入ってきたのは、
俺の知らない男が、
しゃがみこんで泣いてるAの涙を勝手に拭い、
心無しか微笑んでるように見える2人の姿だった。
.
....は？なんで、
.
.
"...アイツは俺以外の男と喋ってんの?"
.
.
俺は小さい頃から、Aに近寄る男達は
どんな手を使ってでも、近寄る前から蹴散らして予防線を張っていた。
そのおかげか、
誰一人としてAに話しかける男は居なかったし
高校生になってからは
俺も初めてちゃんと仲良くなれる男友達に出会え、
そいつらには特別許してるけど
基本的に、俺以外の男とAは話すことなんてない。
Aは、俺以外の男に感情を揺さぶられることなんて絶対に無いはずなのに....
俺が居ないとこで、
"なんで、お前の震えは止まってんだよ。"
"なに、勝手に泣き止んでんだよ。"
.
俺の中の奥底に潜む、
未だ、俺さえ得体の知れない黒い感情に俺は飲まれそうになる。
と同時に、俺は拳に震えるくらいの力が入った。
.
・・・全く俺の計画外のことが起きてる。
あいつのことを助けられるのも救えるのも俺だけなのに..。
.
『あのっ...あ、ありがとうございます！
大丈夫ですっ、、』
「なら、いいけど...」
ゆっくりあいつらに近づくにつれてそんな会話が聞こえてくる。
.
俺は聞きたくもない会話を耳にして、
どうにか俺の中の黒い感情を抑えるのに必死だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よちよち(プロフ) - はじめまして、マジこの物語面白いです。つづきが読みたくてTwitterフォローしました😙 (2023年3月5日 20時) (
レス) id: 746b6e9ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ななりんさん» Twitterのフォローをして頂けたらお教え出来ます🥺すみません！でも、すぐ全体公開致します🙇♀️🙇♀️ (2022年2月24日 21時) (レス) id: 68bc7d1b73 (このIDを非表示/違反報告)
ななりん(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです！ (2022年2月24日 21時) (レス) @page50 id: 008d124a68 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きんぎょさん» コメントありがとうございます‼️フォローもすごい嬉しいです！続編出しましたのでぜひチェックして頂きたいです🥺何回も読んで下さってるなんて...泣いちゃいます😭ありがとうございます！ (2022年2月24日 18時) (レス) id: 68bc7d1b73 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - みいさん» Twitterフォローありがとうございます❣️楽しみにしてくださってとても嬉しいです！更新頑張ります🙇♀️ (2022年2月24日 18時) (レス) id: 68bc7d1b73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2022年2月5日 2時
