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typeB０1 ページ3
「AGE11 type1
各問10秒以内に答えなさい」
施設の一室に無機質な機械音が流れる
施設の子供たちは頭にヘッドホンをつけ流れてくる問題に耳を傾けていた
゛将来のために゛
゛私たちのために゛
ママはこのテストを「学校」代わりだと言っていた
毎日の
「それでは始めます」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
部屋には子供たちがバーコードを読み込む音だけが響く
(関係式……これ苦手)
問題を頭に叩き込み無駄なことは考えない
「続けてtype2──」
エマはテストの後は思いっきり遊べるからそんなに嫌いでは無いと言っていたがやっぱり私は面倒臭いからテストは嫌いだ
「終わったぁ」
「疲れたぁー」
頭を使うと何故か時間が早くすぎるような気がする
ヘッドホンを外しあたりの声に耳を傾ける
各々反省はあるようだ
(私今回危ないかも)
ママ「ノーマン」
「レイ」
「エマ」
「ハク」
「すごいわ4人とも！また300点！
ママの知らせにほっと安堵する
テストが終わったあとは自由時間
小さい子たちが先に部屋を出ると、私もエマに手を引かれ部屋をあとにした
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作者名：玲於 | 作成日時：2020年5月19日 18時
