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結局屋上にはおらず、教室に戻り咲月と話し合うことにした
咲｢やっぱりただのサボりじゃないの？｣
｢そうなのかな…？｣
咲｢不良なんて所詮そんなもんなんじゃない？よく分かんないけど。｣
｢うーん…｡｣
話しながら、この前の黒ちゃんを思い出す
絶対元気なかったと思うんだよな〜
うーんっと唸っていたら檜山くんが来た
檜｢どうしたA？なんか元気なさそうだけど。｣
そう言って檜山くんは隣の椅子に腰掛けた
咲｢そうじゃん！檜山に聞けばいいじゃん！檜山ナイスタイミング〜。｣
檜｢？なんかよく分かんないけど俺で良ければ話聞くよ。｣
優しく話しかけてくれる檜山くんに私は黒ちゃんのことを話した
檜｢…んー、俺も咲月と同意見だな。アイツ急に学校来なくなったりサボったりするから今回もそういう感じじゃない？元気なかったのは眠かったからとかじゃね？(笑)。｣
檜山くんがそう言うと自分の考えの甘さを感じた
当たり前だけど、私自身不良と関わることなんてないから単純にしか物事を考えてなかった
私は不良と関わろうとしてるんだということを改めて痛感した
｢…そっ…か。やっぱそんなもんだよね。｣
咲｢さすが檜山！説得力ある〜。｣
檜｢そりゃどーも(笑)。まぁ、今後もこういうことばっかりになるだろうからあんま気にしすぎない方がいいよ？自分が疲れちゃうから。｣
そう言って檜山くんは教室を後にした
咲｢うちらも帰ろ？A！｣
｢…うん！｣
しばらくは黒ちゃんのこと考えないでおこう
そう思いながら教室を後にしたが、なんだか気持ちが晴れなかった
誰も居なくなった教室には冷たい風が吹いていた
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作者名：いちごバナナ | 作成日時：2023年9月2日 16時
