不良育成計画！？【Koki.K】 (ページ3)

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次の日、LHRで委員会のこととかを決める時間に、昨日話してた学級委員長を決めることになった

先｢昨日言ったように、学級委員長を決めたいのだが、誰かやりたいやついるか？｣

周りの｢絶対無理〜｣とか｢今年も檜山で良くね？｣という言葉が飛び交う中、私は恐る恐る手を挙げた

静かに挙がる手に周りは一瞬シーンとなった

隣にいる檜山くんは、少し驚いた顔をしていた

先｢山﨑、やりたいのか？｣

｢チャレンジしてみたくて…。頑張りたいです！｣

先｢山﨑以外はいなさそうだが、学級委員長は山﨑でいいか？｣

少し気まずくなったこの空間に耐えられなくなりそうだったけど、咲月が大きく拍手をして、それにつられるように周りも拍手をしだした

少し視線をずらし咲月の方を見ると、ニコニコしながらグーとしてくれた

先｢じゃあ、山﨑に決定だな。｣

その言葉を合図にまたクラス中から拍手が巻き起こった

先｢じゃあ山﨑は、檜山にどういうことやるのかを教えて貰え。後、放課後に話したいことあるから来るように。｣

まともにリーダーみたいな役割はやったこと無かったけど、きっとこういうきっかけが自分を変えてくれる、そう信じて私の学級委員長生活はスタートしたのであった