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桜が満開に咲き誇る春
私、山��Aはこの春高校2年生になる
｢2年生か〜…なんか実感無いな〜。｣
咲｢それな〜！なんか気づいたら学年上がってたみたいなと感じだよね〜。｣
中学校からずっと仲が良い宮川咲月(みやかわさつき)と一緒に登校しながら、他愛のない会話をしていた
教室に入ると、新しい春の匂いがした。しかし、この学校にはクラス替えというものがないので、新しい匂いを嗅いだのもつかの間、よく見るクラスメイトのザワザワ感にすべて吸い取られてしまった
檜｢よっ、久しぶり。｣
｢あっ檜山くん。おはよう！｣
檜｢もう2年生になったんだな、俺ら。｣
｢ね〜、早いね〜。｣
特に変わらない名簿番号順に並んだ席に何気なく座り、名簿順の席だと隣になる檜山光成に話しかけられた
彼は去年学級委員長をやっていたこともあってクラスのみんなととても仲が良く、私にも隣になった時には必ず話しかけてくる
｢てか、今年も学級委員長やるの？｣
檜｢いや〜、今年はいいかな。｣
｢え〜、めっちゃ向いてると思ってたから続けてほしかったんだけどな〜。｣
檜｢まぁ、前もやりたくてやってた訳じゃないけどね(笑)｡｣
まぁそりゃそうだよね。学級委員長なんてやりたくてやるもんじゃないからね
でも、今年はやらないってことはやっぱり結構きついのかな？
まぁ私は絶対にやらないけどね
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作者名：いちごバナナ | 作成日時：2023年9月2日 16時
