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私は高校1年生の時はちゃんと友達がいた。





クラスにも馴染んでいて、普通の高校生活を送るはずだった。






そんな環境が変化したのは高校2年生の時、”彼女”が転入して来た時からだ。











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先「はーい席ついてー。今日は転入生を紹介するからー。」



高校2年生の春、私たちのクラスに新たなメンバーが加わることになった。





女の子だったらいいなとか呑気に考えてた矢先、転入生が中に入ってきた瞬間絶望を味わった。




?「初めまして!石橋美咲(いしばしみさき)と言います!みんなと仲良くなりたいです!よろしくお願いします!」




彼女の名前を聞いた瞬間、私は彼女を知っていることに気づいた。



なぜ知ってたかというと、小学校で私達は知り合っているからだ。



それと同時に絶望した。だって彼女はとんでもないいじめっ子だったからだ。



他のクラスのか弱い男の子をいじめていて、そのいじめを私が止めたのだ。



それをきっかけにいじめが先生に伝わり、彼女は転校を余儀なくされ、いなくなった。









もし、彼女が私のことを覚えてたらまずいと思い、忘れていることを必死に祈った。




そんな願いも虚しく、彼女が新しい席に着く時に誰にも分からないように私の耳元に囁いてきた。




美「あの時の恨み晴らしてやるから。」




さっきの自己紹介の時の声とはかけ離れた冷たい声が私の耳元に響き渡った。

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作者名:いちごバナナ | 作成日時:2023年3月2日 8時

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